[シネママニエラ]女優の宮沢りえが7年ぶりに主演した映画『紙の月』が第27回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出されたことを受け、10月23日開幕のレッドカーペットに優美なヴァレンティノ(VALENTINO)のドレスで登場。共演者の池松壮亮、そして吉田大八監督とともにレッドカーペット上でファンとの交流の時間を持った。
同作は直木賞作家・角田光代のベストセラー小説を基に、映画『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督によって、平凡な主婦が起こした巨額横領事件の末路を描く。
難役を務めた宮沢は「本当にエネルギーを使いました。7年ぶりの主演ということで今まで溜めておいたものを出し切りました」と話す。相手役の池松は「手応えをとても感じている。日本代表として選ばれたことに自信を持って『ぜひ観てください!』と言いたいです」と明朗な語り。
レッドカーペットでは「熱気をすごく感じられました!」という吉田監督は「人気原作小説の映画化ですが、映画にするときには映画として意味のあるものを作ろうと思いました。ですから、原作を読まれた方もそうでない方にも、満足していただける出来だと自負しております」と呼びかけた。その吉田監督だが、オープニングセレモニー後の劇場内では、早くも女性ファンからサイン攻めにあっていた。コンペ部門唯一の日本映画ということで朗報に期待したい!
映画『紙の月』は2014年11月15日より全国ロードショー!
2014年 日本映画/126分
日本公開=2014年11月15日
配給=松竹
公式サイト http://kaminotsuki.jp
©「紙の月」製作委員会