ジュリアン・ムーア『アリスのままで』映画賞レース席巻中！

[シネママニエラ]主演女優のジュリアン・ムーアが、アカデミー賞の前哨戦とも言われる、幾多の全米映画賞の中で、既に４つの主演女優賞を受賞している『STILL ALICE』（原題）の邦題が『アリスのままで』に決まった。

本作はリサ・ジェノヴァ著のベストセラー小説「静かなアリス」を原作に映画化。若年性アルツハイマーのアリスと家族の日々を物語るヒューマンドラマ。ニューヨーク、コロンビア大学で教鞭をとる言語学者のアリスは５０歳。ある日の講義中に、突然言葉が思い出せなくなり、ジョギング中に自宅への帰り道すらも分からなくなっていく。自分が自分であり続けるためにアリスはあることを実行していく。

監督はリチャード・グラッツァーとウォッシュ・ウエストモアランドの２人。グラッツァー自身も、ALS（筋委縮性側索硬化症）という病気と闘いながらの撮影となった。会話が困難なため現場ではiPadを用いて演出していたそうだ。

主人公のアリスをジュリアン・ムーアが演じ、夫ジョン役には映画『ブルージャスミン』『ディパーテッド』のアレック・ボールドウィン。なお、ジュリアン・ムーアの息子がエキストラ出演している模様。

長女のアンナを映画『スーパーマンリターンズ』のケイト・ボスワース、次女リディアを映画『トワイライト』シリーズのクリステン・スチュワートとベテランと若手俳優の演技派が勢ぞろいし、病気の苦悩や葛藤、そして家族の絆の物語を見事に演じている。

映画『アリスのままで』は、2015年6月27日[土]より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほかにて全国公開

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