[シネママニエラ]老人ホームに入居している元五輪金メダリストの主人公が再起しマラソンに臨むビタミン映画『陽だまりハウスでマラソンを』がドイツからやってきた。国民的喜劇俳優で、22年ぶりの主演復帰となったディーター・ハラーフォルデンは、マラソン初挑戦ながら役作りの為に9キロの減量に成功し本作に臨んでいる。監督と脚本はキリアン・リートホーフ。
本作で主人公のパウルが挑戦するのは、世界屈指の高速コースのベルリンマラソン。実際のベルリンマラソンで撮影した臨場感は見どころのひとつとなっている。成人のランニング人口は1,000万人を超えると言われる日本で、中年のオヤジたちがロッテルダムマラソンに挑んだ映画『人生はマラソンだ!』は、昨年の公開時にスマッシュヒットとなったばかり。
メルボルン・オリンピックで金メダルを奪取した、伝説のマラソンランナー・パウルは、最愛の妻の病気をきっかけに夫婦で老人ホームに入居する。70歳を超えても心身共に健康なパウルは、施設側の態度に耐えられず、ウン十年ぶりに再びマラソンに挑戦することを決意。
呆れ顔だった妻もパウルの熱心な姿に影響されて名サポート役に復帰し、嘲笑いしていた個性的な入居者たちも若き日のパウルを思い出してにわか応援団を結成!ホームはパウルのおかげで賑やかに変わっていくが、大会が近づいたある日、妻が倒れるアクシデントが! 最大の理解者を失って動揺するパウルを施設は「老人性うつ」と診断。自由に走ることすら許されない状況に。はたして、パウルの再起は成功するのか?
映画『陽だまりハウスでマラソンを』は、2015年3月21日[土]よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!
2013年ドイツ映画/115分
英題=Back on Track
公式サイト http://hidamarihausu.com/
配給=アルバトロス・フィルム
©2013 Neue Schönhauser Filmproduktion, Universum Film, ARRI Film & TV
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