[シネママニエラ]俳優のジェイク・ギレンホール主演の映画「NIGHTCRAWLER」が、『ナイトクローラー』の邦題で8月22日より公開されることが決まり、あわせて同作の日本版ポスターが届いた。
本作は、視聴率の為に、倫理をも踏み外した映像を欲しがるテレビ業界の裏側と、それを非難しながらも求める現代社会の闇に迫る。物語の舞台は、アメリカ合衆国カリフォルニア州のロサンゼルス。街が眠りにつくころ、警察無線を傍受しサイレンの音が響くの合図に、猛スピードで車を走らせて、いち早く事件・事故現場に駆け付ける通称・ナイトクローラーという職の実態を描く。
彼らは被害者にカメラを向ける報道スクープ専門の映像パパラッチだ。ハイエナの如く貪欲に、刺激的な映像を求めて夜の街を這いまわる。そして、手に入れた映像をテレビ局に売り捌き、報酬を得ていく。映画『ボーン・レガシー』の脚本を手掛けたダン・ギルロイが監督と脚本を兼務。本作が初監督作にして、映画史上かつてない戦慄のハッピーエンドを用意している。
日本版のポスタービジュアルでは、カメラを手に、闇夜に不気味に佇む主人公の姿が。足元には散乱する破片、それをカメラのライトが照らしている。 【他人の破滅の瞬間に、カメラを持って現れる】というキャッチコピーは、まさに彼のことなのだ。そんなスキャンダラスな物語の主人公ルー役をつとめるのは、映画『複製された男』『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホール。ごく普通の男に潜む底なしの狂気を恐ろしくも見事に演じきり、ロバート・デ・ニーロが演じた映画『タクシードライバー』のトラヴィスの再来とも言われている。
映画『ナイトクローラー』あらすじ
学歴もコネもなく、仕事にあぶれたルー(ジェイク・ギレンホール)は、ある日事故現場を通りかかり、テレビ局に悲惨な映像を売るナイトクローラーという稼ぎ方を知る。さっそくビデオカメラを手に入れて、警察無線を傍受し事件や事故の発生を待ち、現場に駆け付ける。良心の呵責など1秒たりとも感じない彼の過激な映像は、高く売れるが局の要求はさらにエスカレート、ルーは決して超えてはならない一線を越えてしまう。
映画『ナイトクローラー』は2015年8月22日[土]よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー!
アメリカ映画/118分
原題=Nightcrawler (2014) IMDb
全米公開=2014年10月31日
日本公開=2015年8月22日
字幕翻訳=風間綾平
公式サイト http://nightcrawler.gaga.ne.jp/
© 2013 BOLD FILMS PRODUCITONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2015年04月28日 掲載
2015年05月10日 更新[予告編]