[シネママニエラ]次世代の映画スターを先取りすべく新たなシリーズ「映画の美少女調査隊!」をスタート。第2回は、映画『パパが遺した物語』から「カイリー・ロジャーズ|Kylie Rogers」ちゃん。ラッセル・クロウ演じるピューリッツァー賞作家ジェイクの娘ケイティを魅力たっぷりに演じているんです。
映画『パパが遺した物語』のアマンダ・サイフリッドが演じるケイティ(30歳)の5歳のときからを演じているのが、女優のカイリー・ロジャーズ[Kylie Rogers]ちゃん。アメリカ出身の彼女は、認証付きのツイッターアカウント( @KylieAnneRogers )を持っていて、今作のプロモーションにも積極的に参加している様子。
ケイティの深すぎる愛を受け止めてくれるのは誰?
パパとママの愛情をたっぷり注がれて育ったケイティ。幼くしてママを失い、大好きなパパとも離れ離れに暮らすことを強いられてしまう。親戚の家に預けられたりして一見大事にされていると見える、周囲の大人の愛。無償の愛に囲まれているようにみえるものの、両親以外の愛には別の思惑があり……。やっかいなのはケイティ自身、人を深く愛することができるから。自分が愛する人は死んでしまう、と思い込み、愛情を恐れてしまうように。
自分の愛をストレートに受け止めてくれる相手を探すけれども、幼少期の心の痛みは思ったよりも深い傷となっていて、大人になったケイティは淋しさを紛らわす、ある行為に。それは自分でも止められなくなっていく。そんな難しい背景を持つ物語の中で、天真爛漫に本来のケイティの姿を見せてくれるのが、カイリーちゃんが演じる子供時代の出来事の数々。とにかく表情が豊かだし、大人のお芝居に応じて変化しているのがわかる。
ラッセル・クロウ扮するケイティの父ジェイクとは、父娘ふたりの生活だけにいつでもどこでも一緒。パパはお話も上手。初めて自転車に乗れたときのことは忘れられない思い出の一つだ。
それに、小説家のパパは、創作に夢中になると時間が経つのを忘れてしまう。そのせいで、うっかり学校のお迎え時間に遅れてしまうことも。「一人で残されるのはイヤ!」とプリプリに怒るケイティ(その姿も愛らしい)。が、何よりケイティのご機嫌を直すためのパパのアプローチ、そのやりとりにキュンとさせられる。
ムッチーノ監督による子役に対する持論はこうだ。「自然であり、説得力のある演技を求めている。最適な子役を見つけることは容易ではないんだ。子どもに宿る美しさは大人のものとは同じではない。子どもの美しさはその瞳、人を見つめる視線にある」
残念ながら、今回はカイリーちゃんのコメントはなし。日本版の予告編にも使われてる「パパも死ぬの?」や、「(亡くなった)ママに会いたい!」と、涙ながらに問いかける姿には、涙を禁じ得ないはず。この涙は目薬ではなく、実際にカイリーちゃんがお芝居で泣いているというから驚きだ!
カイリー・ロジャーズ[Kylie Rogers]のプロフィル
生年月日=2004年2月18日(11歳)
出身地=アメリカ合衆国 テキサス州 ダラス
芸歴=2012年にホラー映画『Horror House(原題)』でデビュー。スピルバーグ製作のABC局のSFドラマ「The Whispers」、テレビの人気ドラマシリーズ「CSI:科学捜査班」「プライベート・プラクティス 迷えるオトナたち」等17作品にゲスト出演。映画は男女6人の恋愛群像劇『スペース・ステーション76』、スリラー映画『Mojave』など。
ツイッター=@KylieAnneRogers
心理学を専攻するケイティ(アマンダ・サイフリッド)は作家志望のキャメロン(アーロン・ポール)と運命的に出会う。キャメロンはケイティの亡き父ジェイク著の遺作小説「Fathers and Daughters」の愛読者で、モデルのケイティとの出会いを喜ぶ。しかし、ケイティは過去のトラウマから、人の愛しかたをがわからなくなっていた。配給=ギャガ
パパが遺した物語 Blu-rayをAmazonで購入する
映画『パパが遺した物語』作品情報・予告編
映画の美少女観測隊
アビー・ライダー・フォートソン『アントマン』より【美少女観測隊】
ジョジョ・クシュナー 映画『マイ・インターン』より【美少女観測隊】