<広瀬すずカメラマン>完璧主義を生かして、会場全景も押さえてました

<広瀬すず×山﨑賢人>映画『君嘘』楽器演奏は死にそうだった?!

映画会見/イベントレポート

[シネママニエラ]女優の広瀬すずと俳優の山﨑賢人がW主演する映画『四月は君の嘘』(略して君嘘)において、広瀬はバイオリン演奏、山﨑もピアノ演奏に初めて挑戦していることについて振り返り、メガホンを執った新城毅彦監督は「3日ぐらいずっと弾いてもらうんですけれど、二人とも死にそうになっていました(笑)」と証言した。

広瀬すずと山﨑賢人、映画『四月は君の嘘』完成披露試写会で君嘘ポーズ
君嘘ポーズ

宮園かをり役の広瀬は「バイオリンの練習は、本当にゼロからのスタートでした。半年間ぐらいかけて練習して、現場に入ってからも毎日やっていたので、かなり大変でした。練習は、一日平均2時間ぐらい。長いと4時間とか。それを皆さんに見てもらうということで、結構ソワソワしています。4本の弦があるんですけれど、パッと見てわかるほど角度も違うし、音も違うので、本当に全部細かく練習しました」と振り返る。

監督は「すずちゃんは完璧主義だったな」とニヤリ。そして「だから、いくらやっても納得しないんです。何度も撮り直すこともありました」と吐露。その甲斐あってか、「僕は30年ぐらい監督をやっているんですけれど、その中に何本か節目があって…。手前味噌ですけれど、その作品を超えている作品になっていると思う」と宣言。

山﨑賢人「右手の跳ねがお気に入り」

左から新城毅彦監督、中川大志、広瀬すず、山﨑賢人、石井杏奈
左から新城監督、中川、広瀬、山﨑、石井

一方、有馬公生役の山﨑は「僕も、ピアノの基本から入りました。公生は、ヒューマンメトロノームというぐらい、本当に狂いのない正確なピアノを弾く人なんですけれど(笑)。お母さんの死をきっかけに、ピアノが弾けなくなってしまっているので、ピアノを弾きながらそういうところを乗り越えたりする感情を表現するのも難しかったです」とゆっくりと語る。新城監督は「さっきから、賢人のしゃべりがグダグダだな(笑)。」と愛をもってイジりつつ、「賢人も頑張ってないわけではないけど(笑)どっちかというと楽しむ感じ。楽しくなって、うれしくなっちゃう」と分析。

さらに渡亮太役の中川大志が、「たまに練習を見に行くと、賢人が『ここの右手が跳ねる部分がお気に入りなんだよね』って(笑)」と暴露すると、すかさず山﨑は「ピアノをここまで弾けるようになったっていうことを大志に知ってもらいたかったんだよね。やっている人じゃないとわからないこの手の跳ね感があって」とアピール。

そんな演奏を耳にした澤部椿役の石井杏奈は「すごく刺激になりました」とにっこり。また、中川は「すごかった。半年前から練習していたことを聞いていたので、最初に見た時は鳥肌が立ちました」と褒めて、二人の頑張りに対抗して「自分は、何をやっているんだろうって思って、帰り道、走って帰りました(笑)」を自虐気味に語り、会場の笑いを誘った。4人の相性の良さもあり、和気あいあいとした雰囲気で終始トークは盛り上がった。

映画『四月は君の嘘』(東宝 配給)は2016年9月10日[土]より全国公開

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