『赤い靴』日本版ポスター

バレエ映画の金字塔『赤い靴』を巨匠スコセッシが監修

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[シネママニエラ]バレエ映画の金字塔『赤い靴』が、巨匠マーティン・スコセッシ監督の監修のもと、オリジナル・ネガの修復を2年がかりで作業して映像美が蘇り、映画『赤い靴:デジタルリマスター・エディション』として、7月2日より公開されます。

バレエ映画の金字塔『赤い靴』を巨匠スコセッシが監修
『赤い靴』日本版ポスタービジュアル ©1948 Carlton Film Distributors Limited. All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Global Entertainment Ltd. and Distributed by Park Circus Limited.

2009年カンヌ国際映画祭で、スコセッシの挨拶とともに世界初公開され話題になった同作が、いよいよ待望の日本上陸。日本のみならず、世界でも大ヒット中の映画『ブラック・スワン』は、バレエを題材にしたナタリー・ポートマンの本年度アカデミー賞主演女優賞受賞作として若い女性を中心に“ブラック・スワン現象”とも呼ばれる異例の大ヒット中。絶妙のタイミングで公開になります。

愛を選ぶのか、踊り続けることを選ぶのか

プリマとして女性として揺れ動く主人公!
アンデルセンの童話「赤い靴」をベースにした、バレエダンサーの愛憎と悲劇の物語。世界一のプリマを夢見るヒロインと、彼女を育て上げることに情熱の全てを注ぐバレエ団主宰プロデューサー、そして、彼女と恋に落ちる才能溢れる青年作曲家。ヒロインは、作曲家との幸せな結婚を望むが、プロデューサーは、ただ踊ることだけを強いる。彼女の心は激しく揺れ、そして悲しい結末を迎える。

©1948 Carlton Film Distributors Limited. All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Global Entertainment Ltd. and Distributed by Park Circus Limited.

映画の中ほどで披露される、約16分にも及ぶバレエ演目「赤い靴」のシーンは、世界のカラー映画に革命を与え、当時のSFX技術を駆使して実現した幻想的な描写は、人々を陶酔させました。

赤い靴の運命を背負って踊り続けるヒロインを演じるのは、当時英国バレエ界の第一線で活躍していたプリマ、モイラ・シアラー。日本初上映の1950年当時、本作のヒットが日本にクラシック・バレエ ブームをもたらし、街にはバレエ教室が乱立したといいます。

先日、鑑賞してまいりましたが、その映像美にスクリーンから目が離せなくなりました。なお、バレエ団主宰がヒロインに対し、「君は話さなくていい!」と、止めることで無理に芝居をさせず、踊りに専念させていたのが良かったのかも、そんなことが印象に残りました。

バレエ映画の金字塔として語り継がれる名作である一方、芸術を極めることの厳しさを描いた作品。“アーティストの光と影を描く映画の原点”と評される名作をこの機会に是非、スクリーンで。

原題=The Red Shoes
日本公開=2011年7月2日
配給=デイライト、コミュニティシネマセンター
©1948 Carlton Film Distributors Limited. All Rights Reserved. Licensed by ITV Studios Global Entertainment Ltd. and Distributed by Park Circus Limited.

マーティン・スコセッシ監督が来日「3Dのタブーに挑んだ」
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公式サイト www.red-shoes.jpn.com

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