©『サラバ静寂』製作委員会
宇賀那健一監督が制作するのは、音楽などの娯楽が禁止された世界で音楽に出会った若者たちを描く完全オリジナルストーリー。
(英題 )
吉村界人さん(ミズト役)
監督とは知り合いでしたので、やっと一緒に映画をできるんだ、と瞬間的には歓喜しましたが、 その倍以上に冷静で、ちゃんと成し終えないと、という気持ちが押し寄せてきました。宇賀那監督、プロデューサーと三人で身を焦がしながら、渇望してました。今、静寂してる時間はなかったので。主人公ミズトは、作品の普遍でありストーリーテラーをしながらも、絶え間なく人生に枯渇した様な空気が流れて来るように考えました。共演した竜也、SUMIREの青い炎であろうと思いました。
演技初挑戦は、今まで見たこともない新しい自分にたくさん出会える予感がして、とてもおもしろかったです。今回演じたヒカリという女性は、パーソナルな部分がどこか近くて、慣れていく内に入り込んでゆく感覚がありました。これから、役者としての自由な自分を見つけてゆきたいです。
同世代の監督、同世代の俳優、同世代のスタッフ。若い映画屋達のエネルギーが溢れてる。低予算だけど…。監督の宇賀那健一とは何年も前から知り合いで、一緒に自主映画を撮ったりしてたので、信頼していたし感慨深いものがありました。役を理解した!という「自惚れ」が一番怖いので、ワンシーン、ワンカット丁寧に話し合いながら撮影しました。面白いものになっていると思います。低予算だけど…。
映画『サラバ静寂』あらすじ
「遊楽法」という音楽や映画、小説などの娯楽が禁止される法律が施行された日本。そのため若者たちは音楽を知らずに育つ。ネジ工場で働くだけのつまらない生活を送っていたミズト(吉村)とトキオ(若葉)は、ある日偶然根絶されたはずの音楽が沢山保存されている廃墟を見つけてしまう。さらに、いま現在も「SON OF A NOISE(サノバノイズ)」という闇ライブが行われていることを知り、そこに行くことを夢見る。
映画『サラバ静寂』(サラバ静寂製作委員会 配給)は2018年1月27日[土]より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開
映画『サラバ静寂』公式サイト