ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(原題 THE BIG SICK ) – 映画予告編
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パキスタン出身のアメリカ人コメディアンのクメイル・ナンジアニが“異文化結婚”の前に立ちはだかる、数々のトラブルと騒動を愛と笑いで乗り越えた実話を、自身が脚本・主演を務めて映画化し、全米で口コミによって大ヒットを記録した。
(原題 THE BIG SICK )
この映画は、今は僕の妻となったエミリーとの実話です。もうちょっと詳しく内容を言うと、彼女が昏睡状態になっているあいだに僕が彼女に恋心を募らせていく話。そう言うとキモイけど、実際にはそうでもないから! とにかく僕たちのあいだに起きた半年間の出来事すべてを盛り込んだのがこの映画だよ。
この映画で何を一番盛り込みたかったかというと“繋がろうとする人たちと、その妨げになるもの”なんだ。世代であれ宗教であれね。つまりこの映画は、繋がりたいんだけど繋がれない人たちの話ってことかな。ラストに至るまではってことだけど。そして人間でいることや、異なる信条がうごめく社会で生きていくのが、いかに面倒くさいか。もっと具体的に言うと、宗教についても伝えたかったし、要は、違った世界にいる人たちが、衝突しながらひとつになることを意識的に描きたかったんだ。というのは、あまりに多くの人たちが距離を置いて暮らしたがるでしょ。でもこの映画では、それこそが続かないんだよね。
(この映画は)好き嫌いは別として、誰が見ても間違いなく「これは誰かの実体験だ」と感じてもらえるんじゃないかな。そこが自分では気に入ってるんだ。僕らにしか語れないストーリーだと思う。
映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』あらすじ
パキスタン生まれシカゴ育ちのコメディアンのクメイルは、アメリカ人大学院生のエミリーと付き合っていたが、同郷の花嫁しか認めない厳格な母親に言われるまま、見合いをしていたことがバレて破局してしまう。ところが数日後、エミリーは原因不明の病で昏睡状態に。クメイルは病院でエミリーの両親に出会う。最初は娘を傷つけたクメイルに怒っていた両親だったが、意外な出来事をきっかけに3人は心を通わせ始める。深い愛に満ちた彼らと共にエミリーを見守るクメイルは、自分にとっても彼女がいかに大切な存在かに気付いていく。未だ売れるチャンスは掴めなかったが、夢を応援してくれた彼女のためにも、ステージに立ち続けるクメイル。果たして、エミリーは目覚めるのか?その時、二人の未来の行方は? (2017年/アメリカ映画/カラー/ビスタ/5.1ch デジタル/120分)
製作 ジャド・アパトー 監督 マイケル・ショウォルター|出演 クメイル・ナンジアニ、ゾーイ・カザン、レイ・ロマノ、ホリー・ハンター、アヌパム・カー
映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(ギャガ 配給)は2018年2月23日[金]よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国順次公開