左から三木孝浩監督、松下奈緒、古田新太

役者の条件は? 松下奈緒「セリフ覚え」&古田新太「何でもやる」

映画会見/イベントレポート

女優の松下奈緒と俳優の古田新太が3月27日に、「連続ドラマW 闇の伴走者~編集長の条件」第1話完成披露試写会に来場し、主演の松下と相手役の古田は、タイトルにちなんだ役者の条件として「セリフ覚え」(松下)、「何でもやる」(古田)と語った。イベントには三木孝浩監督も出席している。

左から三木孝浩監督、松下奈緒、古田新太
左から三木孝浩監督、松下奈緒、古田新太
©WOWOW

WOWOWで2015年に放送し、異色のクライムサスペンスと評判になった「連続ドラマW 闇の伴走者」シリーズ第2弾。長崎尚志著の原作シリーズの3作目「編集長の条件 ―醍醐真司の博覧推理ファイル―」(新潮社刊)をベースに、前作に引き続き、松下、古田、三木監督のコンビが続投。伝説的編集長の不可解な死が、戦後最大の謎「下山事件」へと繋がっていく様を描く。

古田は「ファーストシーズンよりも、アクション的要素は少ないが、今回は謎解き部分が深くなっている。また醍醐がフリー編集者ではなく、人の上に立つ立場になって苦悩するところや、優希に頼る弱い部分もあるので、そんなところも楽しんで」とアピール。松下も「謎解きの展開もあるけれど、そこに関わる人たちの気持ちが前作よりも細かく描かれているので、人間ドラマとしても楽しんでもらえるはず」と呼びかけた。

元警察官で出版関係専門の調査員・優希役の松下は3年ぶりの続編に喜色満面で「古田さんとは3年ぶりにお会いしたけれど、ファーストシーズンがあったので緊張感もなく、ようやくお会いできた感じ。ゼロからのスタートではないので、最初からトップギアでやりました。すぐに当時の気持ちになれた」と念願叶った様子。

優希と共に伝説の編集長の死の真相に迫る漫画雑誌編集者・醍醐役の古田は、うんちくや長セリフが多いため「セカンドシーズンはやりたくなかった!僕自身漫画が好きだけれど、あまりにもくっちゃべるから…。それにスナック菓子が好きという設定だけれど、僕は嫌い!口が乾くお菓子を食べながら、長セリフを言うのも辛い」と不満爆発!?

それでもタイトルにちなんだ「役者の条件は?」との問いには「監督さんが注文したことに対してできないとは言わないこと」といい「できないと言った人は、俳優・女優ではない。テレポーテーションしろと監督から言われたら、頑張ってやってみる。最初に『できない』と言うのは俳優として恥ずかしいこと。気合です。最終的には根性」とプロ意識を覗かせた。

そして、三木監督から「今回も長いセリフが完璧に入っていました」と賞嘆されていた。

一方で、松下は「セリフを覚えることが俳優の条件」とし「覚えているつもりが現場の雰囲気に飲まれて抜け落ちてしまうことがある。なので、まずはセリフを覚えることから。それがあってから監督とのディスカッションが始まる」とセリフ覚えの重要性を熱弁。

また「自分にとってのパートナー」を聞かれると、松下は「音楽」を挙げ、「聴くのも、弾くのも、作るのも好き。音楽に救われることも多い。人生のパートナーとして音楽はなくてはならないもの」と明かした。 古田は「酒とタバコ」を挙げ、「常に一緒にいるのは酒。タバコもそう。しかし最近どんどん喫煙者が隅に追いやられますね」とボヤき節。

そして三木監督は「カメラマン」を挙げ、「今回のカメラマンの山田康介さんとは初期から一緒にやっている。求めるイメージを映像で表現してくれるのは、積み重ねた時間からくる阿吽の呼吸があるから。作品ごとに様々な伴走者がいるけれど、その中で一番長くやっている方。心強いですね」と感謝を述べた。

WOWOW連続ドラマW「闇の伴走者~編集長の条件」(全5話)は2018年3月31日[土]スタート
WOWOW連続ドラマW「闇の伴走者」(全5話)は2018年4月3日[火]夜12:00より全話一挙放送

WOWOW連続ドラマW「闇の伴走者~編集長の条件」(全5話)は2018年3月31日[土]スタート
毎週土曜 夜10時よりWOWOWプライムにて放送 [第1話無料放送]
http://www.wowow.co.jp/dramaw/bansosha2/

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