ルイ14世の死(原題 La Mort de Louis XIV ) – 映画予告編
©CAPRICCI FILMS,ROSA FILMES,ANDERCRAUN FILMS,BOBI LUX 2016
日本初登場アルベルト・セラ監督、長編劇映画4作目はヌーヴェルヴァーグの申し子ジャン=ピエール・レオ主演作で描くのは、偉大なる“太陽王”の死。死の床の数週間だけに焦点をあて、左脚の壊疽から死に向かう王は、ほぼベッドの上。風車の出てこない。カタルーニャ出身の異才セラ監督は、これまでにドン・キホーテ物語『騎士の名誉』(2006カンヌ国際映画祭監督週間)やカサノバとドラキュラが出会う『私の死の物語』(2013ロカルノ国際映画祭最高賞)など古典や歴史上の著名な人物を題材にしてきた。
宮廷の生活をつぶさに記録したサン=シモン公の「回想録」と廷臣ダンジョーの「覚え書,別名ルイ 14世宮廷日誌」をもとに、死にゆく王と、その周りの医師や側近、貴族たちをまるで昆虫を観察するように仔細に、ドラマチックなクライマックスを排除して描く。(原題 La Mort de Louis XIV )
映画『ルイ14世の死』あらすじ
ルイ14世の苦しみは1715年8月9日に始まり9月1日に終わった。その死は、72年に及ぶ、フランスの歴史において最も長い治世の終わりを意味した。ルイ14世はまもなく77歳となろうとしていた。そして、その体は深部静脈血栓症による壊疽と呼ばれる状態が見受けられるのだが主治医たちは・・・。(2016年|フランス、ポルトガル、スペイン合作映画/フランス語/115分)
監督・共同脚本 アルベルト・セラ 脚本 アルベルト・セラ、ティエリー・ルナス 撮影 ジョナタン・リケブール 編集 アルベルト・セラ、アリアドナ・リバ、アルトゥール・トール 音響 ジョルディ・リバ、アンヌ・デュプイ|出演 ジャン=ピエール・レオ、パトリック・ダスマサオ、マルク・スジーニ、イレーヌ・シルヴァーニ
映画『ルイ14世の死』(ムヴィオラ配給)は2018年5月26日[土]よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開
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