アンパンマンの声をつとめる女優の戸田恵子が6月10日、映画『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』完成披露舞台挨拶に来場し、30周年を迎えたことに感謝を述べ、さらに「アンパンマンは100年続けられる」と、良質な作品ゆえ長く続けられると語った。なお、登壇者の30年前の写真が披露され、トークは大いに盛り上がった。
本作は作家やなせたかし著の絵本「アンパンマン」を原作としたアニメーション映画シリーズ。『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』は原点回帰ともいわれる作品。「なんでアンパンマンはパトロールするのか?」「なんでばいきんまんをやっつけようとするのか?」という当たり前のこと=アンパンマンの秘密が明かされる。そもそも「なんのために生きるのか?」という歌詞に込められた思いが原点になっている!
戸田は「みなさまのおかげをもちまして30周年、30本目の映画が完成しました。原点回帰のとーっても素晴らしい作品になっていますので、期待してください!」と挨拶。
映画『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』完成披露舞台挨拶フォトギャラリーへ
ばいきんまんの声を担当する中尾隆聖は「オーディションでばいきんまん役をいただきました。やなせ先生に「(務められる)声優が誰もいなければ私が(ばいきんまんの声を)やりたいぐらいだ!」と言われて、プレッシャーを感じた」そう。そして「普段は決して使わないような声にした」ことを振り返った。
舞台にはアンパンマンとばいきんまんとクルン(いずれも着ぐるみ)が登場!ちびっこたちは大喜びだ。アンパンマンが「こんにちは!ぼくたちの映画を観に来てくれてありがとうございます!」と語れば、ばいきんまんは「今日は俺様が主役の映画『それいけ!ばいきんまん 輝けオレ様メカ』を観るためにたくさん集まってくれてありがとう!」と嬉々と挨拶。
ところが、主演はいつも通りアンパンマンだとわかるや嗚咽。一連のやりとりのあとには揃って階段ベンチに座るほのぼのシーンも。
クルンの声を担当したゲスト声優の杏は、「アンパンマン」デビューについて、「節目の作品でもあり、大きな役をいただけて光栄です。画面の中に自分の声のキャラクターがいることに感動しました」と話し、会場のちびっこたちに向けて「たくさん笑って、いっぱい歌って、楽しい時間を過ごしてください」と呼びかけていた。
後半にはドリーミングによる同作の楽曲「アンパンマンのマーチ」のライヴ歌唱パフォーマンスがあり、一緒になって歌うちびっこのキュートな歌声が響き渡った。このイベントには、バイキンマンがつくったメカのゴロンゴロとだだんだんの声を担当したゲスト声優の児嶋一哉(アンジャッシュ)、渡部建(アンジャッシュ)も出席した。
はじめての映画はアンパンマン!
映画『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』(東京テアトル 配給)は2018年6月30日[土]より全国公開
「横浜アンパンマンこどもミュージアム&モール」では「アンパンマンと夏祭り」(7月13日から9月9日まで)開催予定。
館内施設のひとつ「ジャムおじさんのパン工房」では、「アンパンマン」はもちろん「クルン」といった可愛いキャラクターパンが勢揃い!
映画『それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星』公式サイト
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