映画『英国総督 最後の家』(原題 Viceroy’s House )は1947年、独立前夜、混迷を深める激動のインドで歴史に翻弄された人々を鮮やかに描く人間ドラマ。二つの国が生まれる時、英国領インド最後の6か月の真実を知る。
主権譲渡のため任命された新総督を演じる『パディントン』シリーズ、人気テレビドラマ「ダウントン・アビー」のヒュー・ボネヴィルの日本のファンに向けたコメント映像から始まる予告編では、“歴史的な英国のインド返還”の一方で、信仰の違いから起こった“インドの分断”に最後まで諦めずに向き合った英国総督の真実の人間ドラマが描かれている。
英国の統治が終わりを迎えることで、インド国内では、パキスタンとして独立を望むムスリム連盟の人々と、統一インドを目指す国民会議派の人々の間で争いが生まれ、その争いは次第に激しくなっていく。豪華なデリーの総督の官邸でもこれまで仲良く働いていたはずの大勢の使用人たちぶつかり始める。解決の糸口を見つけられない中、ついに暴動が起きてしまいそれをきっかけに、信仰の違いを超えて愛し合っていた恋人たちは引き裂かれ、仕事や住居を失う人々で溢れかえるなど、収拾がつかいないほどにインド国内は混迷を極める。それでも英国総督マウントバッテン卿は妻に支えられながら、諦めず毅然とした態度と熱意で平和的な解決策を探し奔走する。
インド分断までの最後の6か月間に一体何が起きていたのか? 70年の時を経て明かされる真実!
映画『英国総督 最後の家』(キノフィルムズ 配給)は2018年8月11日[土・祝]より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
© PATHE PRODUCTIONS LIMITED, RELIANCE BIG ENTERTAINMENT(US) INC., BRITISH BROADCASTING CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE AND BEND IT FILMS LIMITED, 2016
映画『英国総督 最後の家』あらすじ
1947年、ルイス・マウントバッテンは、英国領だったインドを返還する為に、最後の総督の役職を引き受けた。そしてマウントバッテン卿、その妻と娘は、デリーの壮麗なる総督の屋敷にやって来る。500人もの使用人を抱え、大広間と迎賓室がそれぞれ34部屋、食堂は10部屋で、映写室も備えた大邸宅だ。そこでは独立後に統一インドを望む国民会議派と、分離してパキスタンを建国したいムスリム連盟によって、連日連夜論議が闘わされた。一方、新総督のもとで働くインド人青年ジートと令嬢の秘書アーリア、互いに惹かれあうふたりだが信仰が違う上に、アーリアには幼いときに決められた婚約者がいた。(2017年/イギリス映画/カラー(一部モノクロ)/2.39 : 1/5.1ch/英語、パンジャービー語、ヒンディー語/106分 字幕翻訳 チオキ真理)
監督・脚本 グリンダ・チャーダ『ベッカムに恋して』|出演 ヒュー・ボネヴィル、ジリアン・アンダーソン、マニーシュ・ダヤール、フマー・クレイシー、マイケル・ガンボン
映画『英国総督 最後の家』予告編
© PATHE PRODUCTIONS LIMITED, RELIANCE BIG ENTERTAINMENT(US) INC., BRITISH BROADCASTING CORPORATION, THE BRITISH FILM INSTITUTE AND BEND IT FILMS LIMITED, 2016
映画『英国総督 最後の家』公式サイト http://eikokusotoku.jp
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