アニメーション映画『ペンギン・ハイウェイ』の完成披露舞台挨拶が7月3日に都内で行われ、北香那、蒼井優、西島秀俊、竹中直人、石田祐康監督が来場した。イベントの途中で本物のペンギンがサプライズ登場し、ご一行は大はしゃぎだった。
「夜は短し歩けよ乙女」の作家・森見登美彦著の小説をアニメ化した本作は、小学4年生の少年・アオヤマ君の成長物語。“お姉さん”が投げたコーラの缶が、ペンギンに変身するのを目撃したアオヤマ君は謎解きに臨む。
映画では、コーラ缶がペンギンに変わるシーンがあることにちなんで、完成披露の場でイリュージョンを披露! キャストはスモークを噴射し(幻術に)協力する。そして、「コーラ缶3本」のボックスから「3羽のペンギン」を登場させることに成功! 映画に登場するペンギンのモデルは「アデリーペンギン」だが、イベントに登場したのは「ケープペンギン」とのこと。特に蒼井と北は「肩組んでる!」「かわいい!」とメロメロだった。
そして、竹中はペンギン風の衣装を着て手にはペンギンのぬいぐるみ。当日が30歳の誕生日である石田監督はポケットと背面の裾にペンギンが飛び交うポロシャツ姿だった。というペンギンづくしのイベントになった。
主人公アオヤマ君を担当した北香那。
「ネタバレを気を付けて話さないと。すべてがつまった映画になっていますし、絵にも注目して観てください。(男の声は)難しかったです。声のトーンがわからなかったので、勉強するために同世代の妹の授業参観に参加しました」
アオヤマ君が憧れている歯科医院のお姉さん役の蒼井優。
「今日は劇場中継があるそうでワクワクしています。前を向いて楽しい人生をと思って生きていますけど、モノクロやセピア色になった過去の時間に、(再び)色が戻ったような感じでした。(お姉さん役は)ものすごく難しい役だと思いました。こらまでは基本的に誰かに寄生している役が多かったので、こういったしっかり自分を持っている役は貴重な経験でした」
アオヤマ君のお父さん役の西島秀俊。
「原作も脚本もどちらも読むたびに泣けてしかたなくて(台詞を)覚えているときに不自由したことを覚えています。心が揺れる素晴らしい作品・体験になると思います。(石田監督は)作品もそうですけども、勢いがありますし、モノづくりの喜びにあふれている方なので、アフレコも楽しかったです」
アオヤマ君の同級生ハマモトさんの父親役の竹中直人。
「最高の映画に呼んでくださったことが光栄です。(MCより衣装がペンギン風と言われ)この日のために選んできました! アフレコでは(石田監督が)ニコニコしている気配が(監督がいらっしゃる方向)背中から伝わってきました」
石田祐康監督
「身に余る思いです。みなさんのおかげでここ(完成披露)までこられました。(この完成披露が誕生日当日になったのは)予想だにせず、これから晴れて30歳。諸先輩方が「男は30歳からが仕事の勝負だ」とのことで頑張ります!」
本作の主題歌「Good Night」(アルバム「初恋」収録曲)を担当した、アーティストの宇多田ヒカルからは「謎の魅力、大人のずるさ。そんなことを感じながら原作を読ませていただきました。映画の公開を楽しみにしています」というコメントが寄せられた。
どんな小学生でしたか?
北香那さん やんちゃで、ダメと言われることをしてしまう子でした。冒険やハラハラ感が大好きな小学生だったのでアオヤマ君とちょっと似ているなと思いました。
蒼井優さん 自宅に赤いカチューシャと黒いワンピースがあったことで「私は(スタジオジブリの映画『魔女の宅急便』ヒロインの)キキかもしれない」と思って、ベランダにあったデッキブラシにまたがって「飛べ!」と。…飛べませんでしたけど、まだ信じ込める力がある、子どもっぽい子でした。
西島秀俊さん 3月末生まれなので(同級生と比べると)小さくていろいろなことができない子でした。夜中に家を抜け出して、自由を感じて街を走った記憶があります。
竹中直人さん (老人声で)遠い昔だからね。漫画家になりたいと思っていたんだよ。小学生の時は100メートル走とか走るのがはやくて。髪型は坊っちゃん刈りでした。
こちらの記事は速報です。記事と写真は追って更新します。→更新しました。
映画『ペンギン・ハイウェイ』(東宝映像事業部 配給)は2018年8月17日[金]より全国公開
© 2018 森見登美彦・KADOKAWA/「ペンギン・ハイウェイ」製作委員会
西島秀俊×竹中直人、アニメ『ペンギン・ハイウェイ』声優参加!
ペンギン・ハイウェイ(英題 Penguin Highway ) – 映画予告編・作品情報
映画『ペンギン・ハイウェイ』フォトギャラリー
映画『ペンギン・ハイウェイ』公式サイト http://penguin-highway.com