女優のエル・ファニングが、ゴシック小説の金字塔「フランケンシュタイン」を生み出した18歳の少女メアリー・シェリーを演じる映画『メアリーの総て』(原題 MARY SHELLEY )の日本公開が決まった。
「高慢と偏見」のジェーン・オースティン、「ジェーン・エア」のシャーロット・ブロンテと並び、イギリス文学史に名を残す女流作家メアリー・シェリー。本作では、19世紀のイギリスを舞台に、これまでヴェールに包まれてきた、彼女の波乱に満ちた人生を初めて映画化した。
監督は、長編映画デビュー作となる『少女は自転車にのって』で第86回アカデミー賞外国語映画賞に出品、各国の批評家から絶賛を浴びたハイファ・アル=マンスール。サウジアラビア初の女性監督として殺害予告を受けるなど、メアリー同様に波乱に満ちた人生を生きるハイファ監督は、メアリーの生き様に強く感銘を受け、哀しくも美しいメアリーの人生を極上の映像美でスクリーンに焼き付けた。
映画『メアリーの総て(すべて)』(ギャガ 配給)は2018年12月より → 2018年12月15日[土]よりシネスイッチ銀座、シネマカリテほか全国順次公開
映画『メアリーの総て』あらすじ
19世紀イギリス 小説家を夢見るメアリーは“異端の天才”と噂される、妻子ある詩人パーシー・シェリーと出会う。互いの才能に強く惹かれあった二人は、情熱に身を任せ、駆け落ちする。愛と放蕩の日々は束の間、メアリーに襲い掛かる数々の悲劇。失意のメアリーはある日、夫と共に滞在していた、悪名高い詩人・バイロン卿の別荘で「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、何かが生まれようとしていた。(2017年/イギリス、ルクセンブルク、アメリカ映画/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/121分 字幕翻訳 牧野琴子)
監督 ハイファ・アル=マンスール |出演 エル・ファニング、ダグラス・ブース、ベル・パウリー、トム・スターリッジ
映画『メアリーの総て』本編映像
©Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017
映画『メアリーの総て』公式サイト https://gaga.ne.jp/maryshelley/