『オズランド』波瑠×西島秀俊、熊本グリーンランドの“魔法”を語る！

女優の波瑠と俳優の西島秀俊が初共演した映画『オズランド笑顔の魔法おしえます。』プレミア舞台挨拶が１０月４日に開催され、波瑠と西島をはじめ、岡山天音、深水元基、中村倫也、濱田マリ、柄本明、波多野貴文監督が出席し、撮影地である熊本グリーンランドの”魔法”（魅力）を語る！

本作は、人気作家・小森陽一著「オズの世界」（集英社文庫刊）をベースに、熊本出身の波多野貴文監督が、遊園地の知られざる裏側と不慣れな地で奮闘する新米社員を描くお仕事エンタメ。熊本にある遊園地グリーンランドにて、一か月かけて撮影した作品だ。

『オズランド』波瑠×西島秀俊、熊本グリーンランドの”魔法”を語る！

主人公・波平久瑠美を演じた波瑠は「（グリーンランドは）本当に広くて、スケールが違います。アトラクションもたくさんあって、撮影の合間の空き時間に乗りに行ったのですけども、すべて乗り切ることができませんでした」と魅力を振り返る。

西島秀俊「私事で申し訳ないです。ありがとうございます」 — 西島秀俊「私事で申し訳ないです」

“魔法使い”と呼ばれるカリスマ上司・小塚（オヅカ）慶彦役の西島は、「（園内の）南北は２人乗りのリフトに乗って移動しますし、上から下に降るときはカートに乗りました」と敷地の広さを補足して説明する。撮影では、遊園地スタッフ役のキャストは実際のユニフォームを身につけていたという。そのためキャストは、来園者から遊園地のスタッフと間違われていたのだとか。

久瑠美の同僚役の岡山は、「僕はお客さんからよくアトラクションの場所を聞かれました。『すみません、ちょっとお待ち下さい』と断って、事務所に戻り確認してから『あっちの方らしいですよ』と答えてました（笑）」という遠慮がちなエピソードを披露。園長役の柄本にいたっては「写真撮影をお願いされて（カメラの）シャッターを押してました。それが面白くなって、（遊園地のスタッフと）間違えられるように、ぶらぶらしていた」と明かし、客席は大笑い。なお、西島からは「あのユニフォームは年代によってバリエーションがある！」とマニアックなコメントも飛び出すほど、グリーンランドの魔法に魅了されている様子が伺えた。

『オズランド』波瑠×西島秀俊、熊本グリーンランドの“魔法”を語る！ — 西島秀俊「僕は（岡山）天音くんとやると毎回（笑って）吹いちゃうんですよね」

また、この日は西島の笑いのツボが明らかになった。それは「僕は（岡山）天音くんとやると毎回（笑って）吹いちゃうんですよね」と西島。岡山からすると「西島さんとは（この作品の前にも）何回かご一緒させてもらったことがありました。僕は真顔で芝居をするんですけど、そうすると『天音くん、本当に面白いよね』とおっしゃるんです」。どうやら西島は岡山が故意?!にそう仕向けていると考えているようだが、岡山にはそういう狙いはないとのこと。思わぬイチャイチャな展開に客席は沸いた。

この日は、笑顔全開だった西島。「ぶっきらぼうな上司を演じていたつもりですが、完成した作品を見るとめちゃくちゃ笑っていて、「こんなに笑っていたけ？」というぐらい笑っている」と自己チェックした上で、「多分このチームが良くてよっぽど楽しかったんだな」と分析していた。これには波瑠も「これまでテレビに映る西島さんばかり見ていたのですごく厳しい方だというイメージがありました。今回は不思議なものを見ている気持ちになるくらいすごく笑っていらして。本当に小塚さんそのものだったです！」と、西島の魔法使いぶりに言及した。