女優のエミリー・ブラントが、主演映画『メリー・ポピンズ リターンズ』ジャパンプレミア出席のために初来日を果たした。プレミアでは「日本の方々に会えてとても嬉しい」と満面の笑顔を見せ、さらに「日本ではこの作品を世界のどの国よりも大切に思ってくれると思います」と集ったファンに呼びかけた。完全日本語吹替版で声優を務めた平原綾香と谷原章介も登壇した。
PLトラヴァースの小説「メアリー・ポピンズ」を基に1964年に公開され、アカデミー賞13部門ノミネート&5部門受賞した映画『メリー・ポピンズ』が、ディズニー史上最高にハッピーなエンタテインメント作品『メリー・ポピンズ リターンズ』(原題 Mary Poppins Returns )として戻ってくる。ロブ・マーシャルが監督し超一流のキャスト・スタッフが集結し、心躍る歌とダンス、そしてとびっきりの魔法で観客を夢の世界へ誘う作品だ。
エミリーは本作でメリー・ポピンズを演じた。「劇中のダンスが一番挑戦でした。踊りのトレーニングを受けたことがなかったのですが、本作ではリハーサルが9週間もあり大変でした」と苦労を告白。さらに「(オリジナル版の)ジュリー・アンドリュースがすばらしいアイコンを作り上げたから、自分なりのメリー・ポピンズを作り上げることも挑戦でした。メリーは誰かが必要としているものを見つけて、それに手を差し伸べて背中を押してあげる所が魅力なので、メリーの共感力や人間的な魅力を大切にして演じたいと思いました。メリーは厳しいですが、家族や子供に強い思いを持っているので、子供たちに見せる優しい瞬間や去っていく瞬間などの表情に込めて演じました」と、自分なりのメリー・ポピンズを作り上げていったことを明かした。
谷原に6人の子供がいることを知ったエミリーは「6人もいるの? すごい。あなたにはメリー・ポピンズが必要ね」と驚いた様子。谷原が「もしメリー・ポピンズがいたらやんちゃな子供たちに躾けてほしい(笑)」と子育ての大変さを吐露。壇上にもかかわらず、エミリーも子育ての苦労に共感し、母親の表情を見せていた。
日本食が好きだというエミリーは「観光はできないけれど、大好きな日本食を本場で食べられてしあわせ」と喜ぶ。来日してからはプロモーションしかしていないそうだが、「明日は光のミュージアムに行くのよ」と打ち明けた。
日本語吹替え版でメリー・ポピンズの声を担当したのは歌手の平原綾香。この日は、楽曲「幸せのありか」を生披露した。3人の子供を持つシングルファザーでバンクス家の長男マイケル・バンクス役を演じた谷原章介は、エミリーに「2月は梅の花がきれいに咲く季節。池上の本門寺にも素敵な梅園があります」と日本観光をおすすめ。一方、平原は「来年は東京オリンピックがあります。新しい国立競技場も建てられるので、ぜひ来年も日本にいらしてください」とちょっと先の見どころを述べた。
イベントの終盤では、谷原から日米メリー・ポピンズの2人へサプライズプレゼント=花束の傘が贈られた!日米メリー・ポピンズのそろい踏みで、来場者は「幸せを呼ぶ魔法の杖」を持ち、「3、2、1、メリー・ポピンズ!」の幸せのカウントダウンをすると、“幸せの魔法“がかかり、谷原のスーツが本編をイメージしたカラフルな衣装に大変身!舞台上のセットもロンドンの街並みから満開の桜に早変わりし、会場からは大歓声が沸き起き、大盛り上がりとなった。
映画『メリー・ポピンズ リターンズ』(ウォルト・ディズニー・ジャパン 配給)は2019年2月1日[金]より全国公開
©2019 Disney Enterprises Inc.