2019年8月オススメ映画『ライオン・キング』ほか
シネママニエラ編集部が本音でつぶやく「月一オススメ映画」シリーズです。今回シネママニエラがチョイスした推し映画は『ライオン・キング』です!
メランコリック
バイト先の銭湯は夜中に…。といっても心霊系ホラーではない。それよりももっともっと怖い人間のお話。境遇の異なる二人がアルバイト先の銭湯で出会う。高学歴のニート風と金髪のフリーター風(その正体は物語の中で明らかになる)、そんな二人のコンビネーションが見どころの一つ。さらには物語の展開が、突飛でありながらも現実味を感じられるのは、スタッフの社会経験ゆえだろう。爽やかな感動すら感じられるラストの感覚は『最強のふたり』に近い。 8月3日公開
ライオン・キング
夏休みに家族で観るには最適と思えるので一押しの本作。ディズニーの名作アニメーション『ライオン・キング』をディズニーが再映画化。“超実写”とされる本作は実景1ショット(ヒント:冒頭の赤い太陽)とCGで作られた映像のパワフルさ、雄大なアフリカの大地を舞台に、悠然とした時の流れを感じながら父から継承されゆく王の志をじっくりと見せていく。また、エルトン・ジョンによる楽曲が相応しく彼の功績を再認識できるはず。8月9日公開
ダンスウィズミー
矢口史靖監督のオリジナル脚本のミュージカルコメディ映画。毎度、着想に感心する。催眠術で踊ってしまうヒロインをロードムービーのように捉えていくのだから。ダンスシーンにしてもヒロインの感覚と現実という同一シーンを別視点で撮影して、そのギャップをしっかり見せていくのもわかりやすいし楽しく観られる。難役のヒロインを演じたのは三吉彩花。スタイルの良さとシルエットの美しさでも魅了する。8月16日公開
ロケットマン
映画『ボヘミアン・ラプソディ』最終監督であるデクスター・フレッチャー監督による音楽家映画。英国アーティスト、エルトン・ジョンの半生を本人製作で描く。天才ゆえの孤独だとか、信頼を寄せた側近の裏切りなども盛り込んでいて驚かされるが、現在満たされているからこそ描くことができたのだと思えた。英俳優のタロンが吹替えなしでエルトンを演じ全曲を歌い上げていることで感動するし、当人の心情に寄り添うことになり胸が切なくなる。ちびエルトンもよく似ている。8月23日公開
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
クエンティン・タランティーノ監督の長編9作目。1969年の過渡期の米国ハリウッドを舞台に、業界と映画スターのライフスタイルを描く。二世スターがヒッピーの少女役で多数出演。レオナルド・ディカプリオがスター役でブラッド・ピットをスターのスタントマン役として初共演させていて、二人が嬉々として演じていることが伺える(&マニアックなショットもあり)。最後に事件が起きて怒濤の展開を見せるが、そこでもタラ印全開だ。8月30日公開
映画『メランコリック』巻き込まれ型サスペンスコメディ
ライオン・キング(原題 The Lion King)- 映画予告編
矢口史靖監督『ダンスウィズミー』三吉彩花ら出演者の歌とダンスは吹替なし
ロケットマン(原題 ROCKETMAN ) – 映画特報・予告編
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題 Once Upon a Time in Hollywood ) – 映画予告編