ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(原題 Once Upon a Time in Hollywood ) – 映画予告編
クエンティン・タランティーノの9作目の長編監督作。ハリウッド黄金時代の最後の瞬間を描いており、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの二大スターが初顔合わせを果たした作品。第72回カンヌ映画祭のコンペティション部門に正式出品され同映画祭でワールドプレミア上映された。(原題 Once Upon a Time in Hollywood )
クエンティン・タランティーノ「自分の作品をそこまで意識していたわけではないけれど、結果として今までの作品の総括のような部分も無意識的に出ていたと思う。脚本を最初に読んだうちの一人が助監督のビル・クラークなんだけど、彼は『ジャッキー・ブラウン』以降ずっと僕の助監督を務めてきて、『パルプ・フィクション』でもパーソナル・アシスタントだった人物だ。彼無しで映画を作ることは想像ができない。その彼が脚本を読むために僕の自宅に来て、なぜなら脚本は外に出さないから僕の家に来ないと読めないんだ。それはここにいる皆んなもよく知っていることさ。それでビルがうちに来た時に、「これが9作目か。どんなものか?」と言ってプールサイドに行って脚本を読んで、読み終えて帰ってくると、「おいおい、9作目は今までの8作が合わさったような感じじゃないか」って言ったんだ。そういう風に考えたとこはなかったけど、確かにところどころそういった部分はあるかもしれない」と話す。
レオナルド・ディカプリオ「今回の役は色んな意味で自分と重なる部分があるとすぐに思った。僕もこの業界で育ったからね。時代が変わる中、この人物はどこかその外にいて、取り残されているんだ。だからこの映画は僕にとって今の自分がいられる立場に対して強い感謝の気持ちを持つことを改めてさせてくれた。リックという人物は急に自分の苦しみと戦かうことになる。自信を保つ ことや、仕事を繋ぐことに必死なんだ。僕は業界人の友人が多いから彼の気持ちが分かるし、こういう機会をもらってどれだけ自分が恵まれているかも分かっているから、それに対しては感謝の気持ちしかない」
ブラッド・ピット「監督が作り上げたリックとクリフという二人は、一人の人物にも思える。最終的には“受け入れる”ということなんだ。自分の立場や人生への受け入れ 、周りや環境、壁や悩みを受け入れること。リックという人物は時々笑えてしまうくらいそれらに振り回され、物足りなさを感じ、人生は自分に対して厳しいと思っている。そしてここにいる仲間のレオは人物が崩壊する瞬間を今まで見たことがないくらいの素晴らしい演技で表現してみせた。一方クリフという人物は、その段階を通り越し、自分の身の程を受け入れ、平然とした心持ちで、くるもの拒まず、なるようになると分かっているんだ。だから僕にとってこの映画は受け入れるということがテーマなんだ」
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』あらすじ
リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は人気のピークを過ぎたテレビ俳優。映画スター転身の道を目指し焦る日々が続いていた。そんなリックを支えるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は彼に雇われた付き人でスタントマン、そして親友でもある。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに精神をすり減らしているリックとは対照的に、いつも自分らしさを失わないクリフ。パーフェクトな友情で結ばれた二人だったが、時代は大きな転換期を迎えようとしていた。そんなある日、リックの隣に時代の寵児ロマン・ポランスキー監督と新進の女優シャロン・テート(マーゴット・ロビー)夫妻が越してくる。(2019年/アメリカ映画/161分)
監督・脚本 クエンティン・タランティーノ |出演 レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、アル・パチーノほか
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給)は2019年8月30日[金]より全国公開
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映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』公式サイト www.onceinhollywood.jp
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