アルファ 殺しの権利(英題 ALPHA: The Right to Kill ) – 映画予告編
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第62回カンヌ国際映画祭の監督賞受賞の映画『キナタイ マニラ・アンダーグラウンド』、第89回アカデミー賞外国語映画賞フィリピン代表『ローサは密告された』などフィリピン代表するブリランテ・メンドーサ監督が、国際的に賛否両論を呼ぶドゥテルテ政権の麻薬撲滅戦争のし烈さと、その裏に潜む汚職と混沌を捉える。闇組織への突入シーンでは、本物のSWAT隊を使い、徹底的にリアルさを追求した。(英題 ALPHA: The Right to Kill )
映画『アルファ 殺しの権利』は第19回東京フィルメックス上映作品。タイトルのアルフアはフィリピン警察の隠語で情報屋をしめす。監督は「全編に人生に対する皮肉を込めた」と話す。「今まで放置されてきたフィリピンの麻薬問題に、現政権は真っ向から立ち向かっている。そのスタンス(やり方)を他国、及び人権団体は問題視するが、被害を実際に受けているのはフィリピンの市井の人々。外の人達が何を言ったとしても結局自分の問題ではないんです。日々これに向き合っているのはフィリピンの人達なんです。もちろん“殺す”であるとか“死”という選択について、私は正しくないと思います。ただ、ある意味これを麻薬戦争と呼ぶならば、戦争による被害者は常にいるわけですよね」。
映画『アルファ 殺しの権利』あらすじ
大統領の麻薬殲滅政令の元、警察はスパイを送り込み、麻薬組織の一網打尽作戦を決行した。しかし、スパイをコントロールする警官もまた、組織を出し抜いて奪い取った麻薬を裏で捌いていた。家庭では、良き夫、警察署内では誰よりも手柄を立てるやり手警察官のエスピノは、スパイとして雇ったイライジャの情報を元に、麻薬組織の大物アベルを逮捕すべく、SWATと共に現場に乗り込む。激しい銃撃戦の末、多数の死亡者と共に、証拠品の“麻薬”の入ったバックを押さえるが、エスピノは他の捜査官がやって来る前に、それを隠しもって行くのだった。その後、署内では、その証拠品探しが始まる。(2019年/フィリピン映画/フィリピン語/カラー/94分)
監督 ブリランテ・メンドーサ 脚本 トロイ・エスピリチュ 編集 ディエゴ・マルクス・ドブレス 音楽 ディワ・デ・レオン |出演 アレン・ディゾン、イライジャ・フィラモー、バロン・ゲイスラー、ジェイリン・タボネクネク、アンジェラ・コルテス
映画『アルファ 殺しの権利』(熱帯美術館 配給)は2019年12月6日[金]より東京・シネマート新宿のむコレ3にて公開
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麻薬戦争の新章『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』(原題 Sicario: Day of the Soldado )
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