ジュード・ロウ来日「ワトソンのイメージを覆したい」と語る
[シネママニエラ]ヒット映画の続編となる『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』で、シャーロック・ホームズの盟友ジョン・ワトソン医師を演じた俳優のジュード・ロウが、自信作をひっさげて2年ぶり7度目の来日を果たし、「既存のワトソンのイメージを覆したい」などと同作をPRした。
原作やテレビシリーズにおける「ノロマでマヌケという既存のワトソンのイメージを覆したい。ホームズの引き立て役ではなく対等な関係で、元軍人でラグビー選手という肉体派な面も強調したかった」とジュード。ワトソンの役柄は「どんな帽子をかぶるかに左右されたように思う。最初に衣裳の帽子を決めたことで、役をつかめたし、アクションシーンでも帽子の行方を追うという動きが重要になっていたりするからね。それとストレッチ素材のツイード地のスーツは、着心地がいいんだ。防水加工もされているからね」とも。なぜか衣裳へのこだわりを言及。
ホームズ役のロバート・ダウニーJr.とは、1作目で分かり合えたので、「撮影は、前作の続きのようにスムーズに始められたし、アイデアを持ちこむこともできた」と、現場の雰囲気は良好だったと強調。その友情の築き方は独特だったようで、「言葉で表現するならば、一瞬の稲妻をボトルに閉じ込める感じ」だと述べた。そんな相棒ロバートのお子さん誕生を記者から問われると、「そうなの? 知らなかった。君には連絡があったのに、僕にはなかったんだね」とスネてみせる場面も。サービス精神で、2人の友好関係もこれまでか!的な雰囲気を作り上げてから、一転「彼にお祝いのメールをしなきゃ」と和みモードに。
何といっても本作は、ガイ・リッチー監督がつくる世界観が魅力。ジュードも「森のアクションシーンがお気に入りなんだけど、撮影前にガイから構想を説明されていたけれど、さっぱり分からなかったんだよ。でも、完成作を観たら、スローモーションを取り入れた編集で素晴らしいものに仕上がっていた。肉体的に最も大変だったシーンだけど、あれを観たら、頑張った甲斐があったと思ったよ」。
アーサー・コナン・ドイルが生んだ世界一有名な名探偵を、ガイ・リッチー監督が装い新たにダイナミックに描いた大ヒット作の第2弾がいよいよ公開。前作のラストでは、ホームズ(ロバート・ダウニーJr.)が、アンリーン・アドラー(レイチェル・マクアダムス)からモリアーティ教授の話を聞き、彼が何を企んでいるのか気になり調査をする姿が描かれた。本作はまさにその続きで、ホームズの宿敵である、“もう一人の天才”モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)とのバトルを繰り広げる。というわけで、前作以上の興奮をお約束!
来日会見の動画はこちら
原題=SHERLOCK HOLMES: A GAME OF SHADOWS
日本公開=2012年3月10日
配給=ワーナー・ブラザース映画
©2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
Jude Law [SHERLOCK HOLMES: A GAME OF SHADOWS] Japan Press Conference
映画『キング・アーサー』暴君ヴォ―ティガンの存在感が際立つ
公式サイト www.sherlockholmes-shadow.jp
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