[シネママニエラ]今晩、アカデミー賞候補作が発表されるため、各作品を日本で配給する会社からいろいろと関連する案内が届くわけです。その中で、ひとつご紹介しようと思います。
ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァー、クリス・タッカーが出演し、映画『ファイター』デヴィット・O・ラッセルが監督と脚本を務めた映画『世界にひとつのプレイブック』です。
映画『世界にひとつのプレイブック』がスゴイ4つの理由
1.アカデミー賞の登竜門・トロント国際映画祭観客賞受賞!世界の映画賞38冠受賞!
映画『英国王のスピーチ』や『スラムドッグ$ミリオネア』も受賞し、アカデミー賞に最も近い賞といわれるトロント映画祭観客賞を受賞したのを皮切りに、ゴールデン・グローブ賞作品賞ほか主要4部門ノミネートなど、主だった映画賞を多数受賞、賞レースを席巻!アカデミー賞主要部門多数ノミネート確実!
2.アカデミー賞候補作の中で唯一のラブストーリー!
重厚でシリアスな作品が多い今年の“アカデミー有力候補”の中で、前向きな希望を与えてくれる<幸せな気持ちになれる映画>は本作だけ!
他有力候補作:『ゼロ・ダーク・サーティ』(史実・ビンラディンを追い詰めるCIA)、『リンカーン』(史実・伝記)『アルゴ』(史実・CIA救出作戦・イラン)、『レ・ミゼラブル』(人生の無常さを描く)など。
[南のひとコメ]愛が人を救う!そういう言葉にすると安っぽくなりがちだけれども、やはりそういう希望をもって生きたいな、と思わせてくれる物語です。
3.ハリウッド注目度No.1演技派女優、ジェニファー・ローレンス !
映画『ウィンターズ・ボーン』でアカデミー賞主演女優賞ノミネート、そして映画『ハンガーゲーム』の全世界大ヒットでハリウッド最注目の演技派女優ジェニファー・ローレンス。アカデミー賞の行方を占うオスカープラネットでは本作でアカデミー賞主演女優賞候補No1と予想されています!
[南のひとコメ]個人的にはジェニファー・ローレンスは映画『あの日、欲望の大地で』で注目した若手女優でした。同作ではシャーリーズ・セロンとキム・ベイシンガーを相手に、強い印象を残していたのです。なお本作ではアンジェリーナ・ジョリーも絶望したヒロイン役を、抜群の演技力を発揮して難役を見事に自分のモノにしています。
4.爆笑&号泣で、共感度No.1!
愛するものを失って人生のどん底にいた二人が出会い、再生していく姿を描く、一見シリアスなテーマだが、登場人物の過激で突飛なセリフや行動に客席は爆笑の嵐。しかし、爆笑の後に、主人公を応援+共感し、涙があふれる。そんな型破りな共感度No.1映画なのです!
[南のひとコメ]フランス映画『最強のふたり』が支持された背景のひとつには、タブーを笑いにつなげるのは難しいことがあると思う。本作の突飛な言動は笑っていいものか、と戸惑う日本人は少なくないかも。実際、試写の際に大笑いしている日本人は筆者以外(周囲に)いなかった。それは字幕を読むことに時間をとられていることと、同調バイアスによるものだと思うけど。筆者は本作で爆笑と号泣は体感済みだから多くの人にススメたい!
人生にプレイブック(作戦図)はないけれど、
彼らは心の中に世界にひとつだけのプレイブックを持っている。
映画『世界にひとつのプレイブック』ストーリー
妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパットは、家も仕事も妻も、すべてを失くしてしまう。今は実家で両親と暮らしながら、社会復帰を目指してリハビリ中だ。そんな時出会ったのが、近所に住むティファニー。愛らしい姿からは想像もつかない、 過激な発言と突飛な行動を繰り出す彼女に、振り回されるパット。実は彼女も事故で夫を亡くし、心に傷を抱えていた。 ティファニーは立ち直るためにダンスコンテストへの出場を決意、パットを強引にパートナーに任命する。 人生の希望の光を取り戻すための、ふたりの挑戦が始まった!
映画『世界にひとつのプレイブック』予告編
原題=Silver Linings Playbook
日本公開=2013年2月22日
原作=マシュー・クイック「The Silver Linings Playbook」
配給=ギャガ
公式サイト
©2012 SLPTWC Films, LLC. All Rights Reserved.
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