本音でつぶやく「月一オススメ映画」シリーズです。
2010年の夏映画は、例年以上に、オススメできるラインナップがずらり。8月公開の作品を溺愛×偏愛映画を中心に、ホンネで書いたら、こうなりました。
各作品ごとに公式サイトへのリンクを貼りましたので、作品の詳細はそちらでチェックしてくださいね。
【コメント未掲載のものは、後日追記します】
『ヒックとドラゴン』
鉄板作品なので一見の価値あり! ドラゴンのトゥースの動きは小動物的で超キュート。作品に込められたメッセージが説教くさくないし、素直に感動できる。冒険には代償が伴うという予想外のラストもこれまたいい。
『ペルシャ猫を誰も知らない』
…といってもペルシャ猫の説明映画ではないので、お間違いなく。監督は、本作のゲリラ撮影で当局にマークされてしまったようだが、イラン映画のイメージを変えた作品。イランの若者の音楽シーンが分かる。
『セラフィーヌの庭』
実在の女流画家セラフィーヌ・ルイの半生を映像化。2009年フランス・セザール賞最多7部門受賞作だけあり、見ごたえがある。主演のヨランド・モロー演技は、憑依といっても過言でないぐらい、特に創作シーンはハンパない!
『魔法使いの弟子』
ニコケイのロン毛を笑うつもりで観たのに気が付けばその世界観にとっぷり、短編の膨らまし方もさすがはディズニー作品。ニコラス・ケイジが芸達者だと改めて思った次第。オリジナルと同じく弟子の魔法が失敗となるシーンが実写になっていたことが嬉しくて笑顔に。
『魔法使いの弟子』ワールドプレミア
『魔法使いの弟子』ストーリー
『瞳の奥の秘密』
第82回アカデミー賞外国語映画賞受賞作。瞳の奥の秘密が明らかになるときの衝撃といったら! 実は<ある台詞で予測していたけれども、それが具現化したことに鳥肌が。
http://www.hitomi-himitsu.jp/
『ベスト・キッド』
もしかしたらオリジナルよりバランスはいいかも。ジャッキー直伝でカンフーを学べるなんて!と思い込んでしまうほど、少年が腕をあげていく過程がいい。敵役を演じた少年も、ちょっと気になる存在に。長尺(2時間超)も苦になりません。
『ベスト・キッド』来日会見
http://bd-dvd.sonypictures.jp/bestkid/
『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』
ポップコーン片手に見られるアクションもの、戦車で飛ぶシーンはツボでした。リーアム・ニーソンをはじめ、キャスティングが良い。「ダイバージョン/diversion=目的地外着陸で、ダイ」なんてオヤジギャグもありつつ、マードック役(『第9地区』のコプリーさん)には、5度程ヤラれましたよ。パイク役は、本作の脚本家です。
『カラフル』
この夏の邦画アニメの中では、ダントツにいい! 天使の外見が子供でしかも関西弁ってくずしかたも効果的。ティーンの悩みや家族との関係を繊細に描いており、人間は多彩だからこそいいと勇気づけてもらえたし、今を精いっぱい生きようと前向きな気持ちにも。
『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』
肉球認証システム、肉級ロゴ、本当に肉球祭りな映画でした。内容は、犬猫版のスパイ大作戦ってことで、ドキドキハラハラ。最後まで、人間を仲間に交えずに、犬猫同盟のみで戦いぬくスタイルが◎。続編もありそうですね。
『キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争』予告編
『シークレット』
『セブンデイズ』脚本家の監督デビュー作であり、『セブンデイズ』に始まる“セービング4部作”の第2弾。『容疑者Xの献身』的なミステリーを含むけれど、個人的には殺人事件の顛末よりも夫婦のその後の暮らしが気がかり。
『小さな村の小さなダンサー』
中国から米国へ亡命を果たした実在のバレエダンサー、リー・ツンシンのベストセラー自伝「毛沢東のバレエダンサー」の映像化。誇り高く生きる主人公の姿に、そして彼を取り巻く人々に心を動かされずにはいられません。
『ルー=ガルー』
連続少女殺人事件の真相を描く近未来SFミステリー。モニターを構えての通学や、モニター越しの景色にしかリアルを感じないヒロインの生活ぶりを含め、最初はユニークに思えたものが、次第に恐ろしく思えてゆく。
『トイレット』
トイレに関するインフォメーション(情報)ではなくノリッジ(知識)のシーンもありあますが、見終わる頃には、すべてのキャラクターを愛さずにはいられなくなるほど、荻上(監督)モードのゆる~くて、泣けて笑えて感動できる家族の物語でした。
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[2010/8/29]『小さな村の小さなダンサー』の公開日を修正しました。