[シネママニエラ]俳優の加瀬亮が、主演映画『自由が丘で』の第71回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門への正式出品にあたり、同作の公式上映に渡伊し映画祭に参加することがわかった。加瀬の参加は『アンテナ』(熊切和嘉監督)、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(押井守監督)以来3度目となる。
クリント・イーストウッド、ミシェル・ゴンドリー、ガス・ヴァン・サント、アッバス・キアロスタミと、世界の名だたる映画監督と仕事をしてきた国際派俳優の加瀬が、かねてからホン・サンス監督のファンを公言しており、一昨年の監督来日時の対談をきっかけに監督と意気投合し本作の主演を掴み取った。
加瀬が演じるのは、想いを寄せる年上の韓国人女性を追いかけてソウルへとやってくる男・モリ。劇中で描かれるのはソウルをさまようモリの恋愛模様。モリが通うカフェ「自由が丘8丁目」で働く女性に韓国を代表する女優ムン・ソリほか、『ヘウォンの恋愛日記』主演の新星チョン・ウンチェなど、ホン・サンス映画の常連たちが出演する。
同作は世界三大映画祭の常連である韓国のホン・サンス監督の16作目。過去作はカンヌ国際映画祭出品に8作、ベルリン国際映画祭に3作を送りだした実力派監督。ヴェネツィア国際映画祭への出品は『教授とわたし、そして映画』以来2度目。なお、現在日本ではホン・サンス監督作『ヘウォンの恋愛日記』と『ソニはご機嫌ななめ』がシネマート新宿にて公開中。
2014年 韓国映画/67分
英題=HILL OF FREEDOM
日本公開=2014年12月日
配給=ビターズ・エンド
公式サイト
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[2014/9/1 配給会社からの通達、監督の強い意向により邦題が『自由が丘で』へと変更]
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