パトリス・ルコント監督×レベッカ・ホール主演『暮れ逢い』予告編

[シネママニエラ]映画『髪結いの亭主』『仕立て屋の恋』など恋愛映画の巨匠パトリス・ルコント監督の最新作『A Promis（原題）』の邦題が、『暮れ逢い（読み：くれあい）』に決定し、お正月全国順次公開する運びとなり、このほど日本版の予告編が届いた。

巨匠パトリス・ルコント来日「恋する気持ちを押さえないで」

裕福な実業家の優しい夫と可愛い息子がいながらも、孤独と喪失感を抱えている若妻ロットと、秘書として才覚あふれる美しい青年フリドリックの８年間にわたる純愛を、気高くも官能的に綴るロマンティックな作品。

新たなミューズとして、映画『それでも恋するバルセロナ』、『アイアンマン3』のレベッカ・ホール。そして『ハリー・ポッター』のアラン・リックマンが病に侵された実業家をいぶし銀の演技で体現、色気たっぷりに野性的な青年を演じるのは、ディズニーによる実写版『シンデレラ』で王子様役に抜擢されたリチャード・マッデン。『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』、『善き人のためのソナタ』などで知られるガブリエル・ヤレドの音楽と、劇中で奏でられるベートーヴェンのピアノソナタ第８番ハ短調「悲愴」の甘美で切ない旋律は観る者に深い余韻を残す。

原作は「マリー・アントワネット」で知られる作家、シュテファン・ツヴァイクの短編小説「Journey into the Past」。１９００年代初頭の上流社会の華やかな衣装、上品な調度品、ロットが身に纏う香水ゲランの「ルール・ブルー」も物語に彩りを添えている。男女の匂い立つフェティシズムを感じて。