[シネママニエラ]俳優の三浦春馬が、第19回釜山国際映画祭にて主演作『真夜中の五分前』の上映後ティーチインに出席。「この映画のテーマでもある、自分が相手を愛するというのはどういうことなのかを考えるきっかけになれば、と思っています。自分なりの哲学がきっと生まれると思います」と語った。行定勲監督が、三浦春馬を主演に迎えて、本多孝好著のベストセラー恋愛小説をベースに、舞台をアジアに移して映画化した本作。
行定監督は「日本ではわかりやすさをプロデューサーたちが求める傾向にありますが、それは映画を見る楽しみを半分奪っていると思っています。なので、この映画では、分かりやすさを求めたわけではありません。国や個人の枠を飛び出して上海で撮影しました。これは、釜山でもソウルでもありうることだと思っています。自分の目の前の人の一体何を愛しているのか・・・ 僕みたいな年齢になると不確かなものになっていくんです。その不確かなものを描くために映画というものが存在している気がします」とメッセージ。
観客から「役柄と同じ状況になったら?」と問われた三浦は、「僕自身があの状況なら、心のどこかでリョウと一緒で、もともと愛してた女性の影を追ってしまうと思うし、少しでもその可能性が提示されたら、好きだった彼女の方の可能性を高めていってしまうと思います。リョウにとって残酷な設定を監督は僕に提示してきたな(笑)と思いました」と返答。三浦が語る「残酷な設定」が何なのかは、自身の目で確認してほしい。
映画『真夜中の五分前』は2014年12月27日全国ロードショー
日本映画
英題=FIVE MINUTES TO TOMORROW(2014)
日本公開=2014年12月27日
配給=東映
公式サイト
©2014 “Five Minutes to Tomorrow” Film Partners
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