[シネママニ エラ]静かなる狂気の人間ドラマとして話題の映画『FOXCATCHER(原題)』の邦題が『フォックスキャッチャー』に決まり、日本公開は来年2月であることがわかった。
映画『カポーティ』『マネーボール』のベネット・ミラー監督が、1996年に全米を震撼させた、デュポン財閥御曹司によるレスリング五輪金メダリスト射殺事件を映画化したもの。出演は犯人でデュポン財閥の御曹司ジョン・デュポン役にスティーヴ・カレル。事件に巻き込まれていく五輪メダリスト兄弟の兄をマーク・ラファロ、弟をチャニング・テイタムが演じた。
孤独、葛藤、富と名声、心の暗部でつながれた大富豪とレスリング金メダリストの病的ともいえる心理を鮮烈に描き、見事カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した本作。スティーヴ・カレルが自身初のシリアスな役柄を怪演、さらに存命するメダリストの弟を鬼気迫る演技で熱演したテイタムの熱演により、ダブルでのアカデミー賞男優賞ノミネートが有力視されている。
映画『フォックスキャッチャー』は、2015年2月14日[土]より新宿ピカデリーほか全国公開
映画『フォックスキャッチャー』ストーリー
マークは、レスリングオリンピック金メダリストでありながら苦しい生計をしいられていた。ある日、デュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンから「ソウル・オリンピック金メダル獲得を目指したレスリングチーム“フォックスキャッチャー“の結成プロジェクト」に誘われる。
自身のトレーニングに専念でき彼が崇拝する兄デイヴの影から抜け出すことを願うマークにとってそれは夢のような話だった。名声、孤独、隠された欠乏感を埋め合うよう惹き付け合うマークとデュポンだったが、デュポンの移り気な性格と不健全なライフスタイルが徐々に2人の風向きを変えていくのだった。
ところが、同じく金メダリストであるマークの兄デイヴがチームに加わることで、運命の歯車が少しずつ狂っていく。
PG-12
アメリカ/135分
原題=FOXCATCHER(2014)
日本公開=2015年2月14日
全米公開=2014年11月14日
提供=KADOKAWA、ロングライド
配給=ロングライド
公式サイト http://www.foxcatcher-movie.jp/
Photo by Scott Garfield © MMXIV FAIR HILL LLC-ALL RIGHTS RESERVED
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