[シネママニエラ]映画『南極日誌』のイム・ピルソン監督の新作で、韓流スターのチョン・ウソンが主演をつとめる愛欲サスペンス『愛のタリオ』(原題:マダムペンドク)の日本公開が決まった。
映画『愛のタリオ』予告編12/9up
本作は、不祥事に巻き込まれ、片田舎の講師として赴任してきた教授ハッキュ(チョン・ウソン)が、純粋な少女ドク(イ・ソム)と激しい愛を描く愛憎劇。本国公開時はR指定となり、古典小説「沈清伝」を現代風にアレンジした作品のようだ。
既にトロント映画祭でワールドプレミア上映されており、映画『私の頭の中の消しゴム』で日本中を涙で包んだチョン・ウソンが、自らの欲望のため破滅していくという、これまでにないキャラクターに挑み好評をはくした。
そして純粋な少女から危険な女へと豹変するドク役に、モデル出身のイ・ソム。美しい裸体を顕に激しい濡れ場にも挑戦し、純粋な少女と復讐の鬼と化す悪女を見事に演じきった。また、物語を更なる波乱に導くハッキュの娘チョンには、映画『レッド・ファミリー』のパク・ソヨン。父親を憎しみながらも、ドクに嫉妬心を抱く少女と女の二面性を持った難しい役どころ。
復職を機に別れを告げたことで、裏切り、欲望、嘘そして死が絡み合い、愛憎うずまくドロドロの復讐劇へと進んでいく。ちなみにタイトルのタリオ/talioとはラテン語で、刑罰は犯罪に対する応報であるとする同害報復の意味。平たく言えば、「目に目を、歯には歯を」で知られる、被害者が受けた害を加害者に加える制裁のことを示している。
映画『愛のタリオ』は、2015年2月7日[土]よりシネマート新宿、心斎橋ほか全国順次ロードショー
R+18
2014年 韓国映画/112分
英題=SCARLET INNOCENCE
日本公開=2015年2月7日
韓国公開=2014年10月2日
配給=CJ Entertainment Japan
公式サイト http://ainotalio.com/(12月上旬オープン予定)
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