「劇場がコンサート会場に変わる瞬間を体験して」
松坂は「強く押さえずとも、自然にヴァイオリンに吸い寄せられるような感覚になりました」と名器演奏の感想を語った。そして「1年前から練習し、最初は難しさもわからないので、映画『耳をすませば』の天沢聖司くんみたいで、かっこいいなとだけ思っていましたが、練習を重ねるにつれて口数が減っていく、そんな地獄の日々を過ごしていました」とさわやかな笑顔で語り、本作について「全員が血の滲むような日々を送って作った愛のある作品です。これからこの劇場がコンサート会場に変わる瞬間を是非体験してもらえたらと思います」と呼びかけた。
映画初出演のmiwaは、「食べながらのシーンが一番大変でした。監督に『OK!』と言われても、もう一度同じシーンを違う角度から撮ると言われて、驚いていると映画の撮影ではよくあることなのでみなさんに笑われまして」と初々しいコメント。
そして、西田はキャリア初の指揮者役について「一度はやってみたいと思っていました。テレビ等でみているときに指揮者はどの演奏でもすごい! 汗をかきながら陶酔する姿に、何を見て何を感じているのだろう?”と俳優として知りたかった。今回演じてみて、陶酔した世界を垣間みれた気がします」と語った。
その後、一般的なヴァイオリンと、ストラディヴァリウスの聴き比べにも挑戦。西田は「こんなにクォリティの高い試写会は初めてですよ!」と感嘆。松坂は「違いがすぐにわかりました! 音の繊細さがガラスの様で透明感がありびっくりしました」と語り、音楽家のmiwaも「音に深みがありましたよね」とその違いに驚きの面持ちを見せた。
2015年 日本映画/129分
日本公開=2015年1月31日
配給=松竹、アスミック・エース
公式サイト
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