[シネママニエラ]映画『繕い裁つ人』の完成披露試写会が12月11日、東京・新宿ピカデリーで催され、主演映画は4年ぶりとなる中谷美紀をはじめ、三浦貴大、片桐はいり、黒木華、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、三島有紀子監督の豪華な面々が登壇。本作が映画出演100本目という伊武は「映画には洋服がたくさん出てくるので、あえて和服を着ました」と登壇者で唯一の和服姿のワケを語った。
講談社ハツキスにて絶賛連載中の人気コミックを実写映画化した本作。神戸を舞台に、仕立て屋「南洋裁店」を受け継いだ2代目店主・市江による人生を変える一着と、彼女を取り巻く人々の心の変化を描いている。
仕立て屋役を演じた中谷は「自分では一切ミシンはおろか、裁縫もしたことがなかったので、すごく練習しました。ボタンを付けたり、真っ直ぐに縫ったり色々と…。撮影の合間は縫うのが楽しくて自分でもミシンを購入したのですが、撮影が終わった今では一切触っていません(笑)。またやり直さなければですね」と告白。
中尾は「ファッションに関わる映画は、監督がおしゃれじゃないと信用できないから(笑)」と監督のセンスを褒める。三島監督は「いつか職人の生きざまを映画にしたいとずっと願っていました。中谷さんにオファーしたきっかけは、自分を持っていて、その人がそこに立つだけで、凛とした空気が漂う女優…と、自然に頭に浮かんだので」と明かす。
すると、中谷は「この映画を通して、自分の限界をちょっと違った視点で見てほしい。そうすれば、限界は限界でなくなるはず。この映画をみなさまの愛情で包んでいただけると光栄です」と凛として客席に語りかけていた。
映画『繕い裁つ人』は、2015年1月31日[土]より新宿ピカデリーほか全国順次ロードショー
2015年日本映画
日本公開=2015年1月31日
配給=ギャガ
公式サイト http://tsukuroi.gaga.ne.jp/
©2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
[amazonjs asin=”B00YRDAGQ4″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”繕い裁つ人 ブルーレイ Blu-ray”]