まずは加瀬が「ホン監督の映画が好きな理由は、登場人物たちが飾ってないところです。欠点だらけだと言う人もいるかと思いますけども(笑)。人って、いろんな面があるし、毎日違うし、そういう部分を映画の中で演じられたのが本当に喜びでした」という持論を展開。
そして、完成作を観て「見るたびにこんなにも印象が違う映画も初めてだったので、自分の作品は大体一回しか見ないんですけども、今回は7回観て、7回とも発見があったので不思議な映画だなと思いました」と述べる。
独自のスタイルを持つ監督は、撮影の朝にシナリオを書くことに言及。「映画を作る上で「自由だ」ということが重要なんです。シナリオも机に座って結末まで書いたものと違って、撮影現場で起こったいろんな出来事を反映するスタイルが好きなんです。映画を見た方々はどのように感じるかが一番重要で、ここではあまり話す必要はないかと思いますね(笑)」と語れば、加瀬が「映画の中に犬が出てくるんですけども、本当はカメラの方に向かってくる予定だったんですけども、ゴミが飛んできて犬がそっちの方に行っちゃってそれに合わせてやるだけ(笑)。起こる偶然も受け入れながらシナリオもあるという不思議な体験でした」と振り返った。
映画『自由が丘で』予告編
2014年 韓国映画/67分
英題=HILL OF FREEDOM
日本公開=2014年12月13日
配給=ビターズ・エンド
公式サイト http://www.bitters.co.jp/jiyugaoka/
©2014 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved.
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