本作はSABU監督自ら筆をとったオリジナル小説を基に、思いを寄せる少女を命の危険から救うべく、天界の茶番頭・茶助の冒険を描く物語。沖縄を舞台にしており、映画には沖縄各地の様々な伝統芸能が登場する。名匠・北野武を擁するオフィス北野が製作を担当。主題歌はMs.OOJAの♪「翼」を起用。
レッドカーペットでご一行は、拍手と歓声が一気に沸き立つとともに、詰めかけた世界中の報道陣のフラッシュを浴びた。SABU監督は、今回8回目の出品にして初のコンペティション部門ということで「感激しています。ベルリンのお客さんに観てもらえるのが楽しみです」とコメント。松山は「すごく楽しいです。これから観てもらえるので反応が楽しみです」と笑顔で語り、初の海外映画祭参加となる大野は緊張した様子で「すごくドキドキしています」と語った。
コンペティション部門の審査委員長は、映画『レスラー』『ファイター』『ブラック・スワン』ダーレン・アロノフスキー監督のもとに、ドイツの俳優ダニエル・ブリュール『ラッシュ/プライドと友情』『グッバイ、レーニン!』、韓国の映画監督ポン・ジュノ『殺人の追憶』『スノーピアサー』、アメリカのプロデューサーで『ハンニバル』『レッド・ドラゴン』のマーサ・デ・ラウレンティス、ペルーの映画監督クラウディア・リョサ『悲しみのミルク』、フランスの女優オドレイ・トトゥ『アメリ』、アメリカの脚本家マシュー・ワイナーという布陣で審査に臨む。
映画『天の茶助』は、2015年6月27日[土]より全国公開
2015年日本映画/105分
英題=Chasuke’s Journey
日本公開=2015年6月27日
配給=松竹メディア事業部、オフィス北野
公式サイト http://www.chasuke-movie.com/
©2015『天の茶助』製作委員会
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映画『天の茶助』記者会見
松山ケンイチ:僕は監督と組むのは2回目なんですけど、監督は役者の気持ちを考えて撮ってくれるので全くストレスを感じませんでした。茶助は天使だけでなく、人間だったころの様々なキャラクターを持っている役なので、演じていて楽しめました。
大野いと:私は初めてSABU監督とお仕事をやらせて頂いたのですが、背景があまるところがなく、本当に綺麗だなと思いました。(撮影時に)映像をプレビューさせて頂いたとき、綺麗な背景の中に映る登場人物を観て、本当に素敵な映画だなと思いました。SABU監督の世界の中に入れて頂いたことを嬉しく思っています。
――監督は、なぜ舞台を沖縄にしたのでしょうか?
SABU監督:沖縄を選んだ理由ですが、3年前から沖縄に住んでいます。小説は沖縄に住む前にすでに書き終えていました。沖縄にはきれいなサンゴ礁や海が有名で、そういう映画はこれまでも多く描かれていましたが、(本作に登場する)裏路地など、まったく今まで描かれていないロケーションを取り入れました。映画に出演いただいた沖縄の伝統芸能も、天界という設定に通じるものがあると思い、沖縄を舞台にしました。
――松山さん、ベルリンの印象を教えてください。
――映画の中でも斬新なアバンギャルドなシーンがありますが、どう思いますか?
松山ケンイチ:冒頭である「斬新」いう台詞があるんですが、その言葉自体久しぶりに聞いたなと。映画の中で神様が今の世の中にありきたりな脚本じゃなくて斬新さを求めている。そのような設定で、僕も茶助に対してなにか斬新なものを出せないかと常に悩んでいました。撮影時を振り返ると、どのスタッフの皆さんも斬新さを意識し、映像表現に工夫を試みていました。本当に刺激的な現場でした。
――松山さんの役作りでお聞きします。松山さんは、作品によって入り込んで、全く違う演技を見せるカメレオン俳優だと思いますが、役へのアプローチをどのようにつけるようにやられたのですか?
松山ケンイチ:茶助はお茶くみ係ですか、生きていた時はヤクザだった話なんです。撮影前はずっと『仁義なき戦い』を観てました。高倉健さん、菅原文太さんには非常にお世話になりました。それによって、表情も全然違うもになったと思いますし、かわいらしい茶助だったり、かっこいい茶助を演じれたかなと思います。
――大野さんは、台詞がほとんどありませんでしたが、最後のシーンに込めた思いを聞かせてください。
――運命を自分で変えることができるかが大きなテーマです。
SABU監督:「運命」という言葉はどちらかというとマイナスなイメージが強いです。運命は受け入れるのではなく、変えていく、変えていけた方がいいと思っています。
松山ケンイチ:未来は常に後から来るものなので、今いる自分の位置が最先端であり、自ら自分を作っていくものだと思います。運命をあまり意識したことはないですね。
大野いと:私は運命は変えることのできるものだと信じています。ただ、運命は自分の力だけでは変えらないと思っていて、『天の茶助』のように、ユリも茶助と出会って、初めて運命を変えることができたんだと思います。
2015年日本映画/105分
英題=Chasuke’s Journey
日本公開=2015年6月27日
配給=松竹メディア事業部、オフィス北野
公式サイト http://www.chasuke-movie.com/
©2015『天の茶助』製作委員会
映画『天の茶助』あらすじ
天界では多くの脚本家が白装束で巻紙に向かい、下界の人間たちの「シナリオ」を書いていた。人間たちは彼らが書くシナリオどおりに人生を生き、それぞれの運命を全うしているのである。茶番頭の茶助(松山ケンイチ)は脚本家たちに茶を配りながら、そんなシナリオの中で生きている人間たちの姿を興味深く眺めていた。中でも、口のきけない可憐で清純な女性・新城ユリ(大野いと)への関心には恋心にも似た感情があったといっていい。あるとき、広間の上空に「斬新~」との声を轟かせて白龍が現れる。それは脚本の総指揮でもある「あの方」からのメッセージだった。
キャスト:松山ケンイチ 大野いと
大杉 漣 伊勢谷友介 田口浩正 玉城ティナ 寺島 進
原作・脚本・監督:SABU「天の茶助」(幻冬舎文庫)
音楽:松本淳一 撮影:相馬大輔 照明:三善章誉 美術:黒川通利 録音:横澤匡広
衣裳:西留由起子 ヘアメイク:橋本申ニ 助監督:塩崎 遵
制作担当:堀田剛史 VFXスーパーバイザー:大萩真司/藤井義一
グレーディングアーティスト:長谷川将広
編集:相良直一郎 音響効果:渋谷圭介・佐藤祥子
企画開発:大成祐爾
ライン・プロデューサー:的場明日香
音楽プロデューサー:安井 輝
エグゼクティブ・プロデューサー:森 昌行
製作:川城和実・大角 正
コー・エグゼクティブプロデューサー:DavidAtlan-Jackson
プロデューサー:市山尚三
製作委員会:バンダイビジュアル・松竹・オフィス北野
2015年日本映画/105分
英題=Chasuke’sJourney
日本公開=2015年6月27日
配給=松竹メディア事業部、オフィス北野
公式サイト http://www.chasuke-movie.com/
©2015『天の茶助』製作委員会
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映画『天の茶助』予告編
2015年日本映画/105分
英題=Chasuke’sJourney
日本公開=2015年6月27日
配給=松竹メディア事業部、オフィス北野
公式サイト http://www.chasuke-movie.com/
©2015『天の茶助』製作委員会
映画『天の茶助』日本版ポスター
2015年日本映画/105分
英題=Chasuke’sJourney
日本公開=2015年6月27日
配給=松竹メディア事業部、オフィス北野
公式サイト http://www.chasuke-movie.com/
©2015『天の茶助』製作委員会
映画『天の茶助』フォトギャラリー
2015年日本映画/105分
英題=Chasuke’s Journey
日本公開=2015年6月27日
配給=松竹メディア事業部、オフィス北野
公式サイト http://www.chasuke-movie.com/
©2015『天の茶助』製作委員会
映画『天の茶助』フォトギャラリー
2015年日本映画/105分
英題=Chasuke’s Journey
日本公開=2015年6月27日
配給=松竹メディア事業部、オフィス北野
公式サイト http://www.chasuke-movie.com/
©2015『天の茶助』製作委員会
映画『天の茶助』フォトギャラリー
2015年日本映画/105分
英題=Chasuke’s Journey
日本公開=2015年6月27日
配給=松竹メディア事業部、オフィス北野
公式サイト http://www.chasuke-movie.com/
©2015『天の茶助』製作委員会
映画『天の茶助』フォトギャラリー
2015年日本映画/105分
英題=Chasuke’s Journey
日本公開=2015年6月27日
配給=松竹メディア事業部、オフィス北野
公式サイト http://www.chasuke-movie.com/
©2015『天の茶助』製作委員会