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『博士と彼女のセオリー』はエディ・レッドメインの代表作だ!

映画『博士と彼女のセオリー』場面写真⑤

映画『博士と彼女のセオリー』場面写真

[シネママニエラ]主演のエディ・レッドメインが第72回ゴールデングローブ賞で主演男優賞に輝いた本作は、難病と闘い続けた天才物理学者スティーブン・ホーキングと彼を支え続けた女性の感動ヒューマン・ラブストーリー。知られざる実話にスポットを当てた作品だ。

映画『博士と彼女のセオリー』
©UNIVERSAL PICTURES

理論物理学者の立場から宇宙の起源の解明に挑み、現代宇宙論に多大な影響を与えたスティーヴン・ホーキング博士。ニュートンやアインシュタインと並ぶ天才と称される彼は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)のハンデを負いながら最先端の研究を精力的に行い、講演活動や執筆活動へ意欲的に取り組む「車椅子の科学者」として知られている。しかし、そんなホーキング博士の偉業が、ひとりの勇気ある女性によって支えられていたことはあまり知られていません。

ホーキング博士を演じるのは、『レ・ミゼラブル』に出演のエディ・レッドメイン。ホーキング博士を献身的に支える妻ジェーン役には、『アメイジング・スパイダーマン2』出演のフェリシティ・ジョーンズ。

監督は、ビルの谷間を綱渡りする大道芸人にスポットを当てた『マン・オン・ワイヤー』でアカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞を受賞したジェームズ・マーシュ。さらにジェーン・ホーキング著「Travelling to Infinity: My Life with Stephen」を、脚本家のアンソニー・マクカーテンが翻案。作曲家ヨハン・ヨハンソンのよる心に寄り添う珠玉の音楽たちが、作品にこのうえない感動をもたらしている。

映画『博士と彼女のセオリー』あらすじ

学生の頃から天才物理学者として将来を嘱望されていたスティーヴン・ホーキングは、ケンブリッジ大学の大学院に在籍している時、あるパーティの場で、ジェーンと出会う。巧みな話術でジェーンを誘い、たちまちふたりは恋におちるのだった。ところが、その直後スティーヴンは難病ALS(筋委縮性側索硬化症)を発症。担当医より余命2年の宣告を受ける。自暴自棄になり別れを切り出すスティーヴンに対して、ジェーンは気丈にも力を合わせて病気と闘う道を選択する。

イギリス映画/124分
原題=The Theory of Everything(2014)
日本公開=2015年3月13日
英国公開=2015年1月1日
配給=東宝東和
公式サイト hakase.link
©UNIVERSAL PICTURES

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映画『博士と彼女のセオリー』予告編

https://youtu.be/yFHZBjGmzlY

[監督]
ジェームズ・マーシュ
[原作]
ジェーン・ホーキング
[脚本]
アンソニー・マッカーテン

[製作総指揮]
アメリア・グレンジャー
ライザ・チェイシン
デビッド・コッシ
[製作]
ティム・ビーバン
エリック・フェルナー
リサ・ブルース
アンソニー・マッカーテン

[撮影]
ブノワ・ドゥローム
[編集]
ジンクス・ゴッドフリー
[美術]
ジョン・ポール・ケリー
[衣装]
スティーブン・ノーブル
[音楽]
ヨハン・ヨハンソン

イギリス映画/124分
原題=The Theory of Everything(2014)
日本公開=2015年3月13日
英国公開=2015年1月1日
配給=東宝東和
公式サイト hakase.link
©UNIVERSAL PICTURES

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映画『博士と彼女のセオリー』日本版ポスター

映画『博士と彼女のセオリー』サウンドトラック

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イギリス映画/124分
原題=The Theory of Everything(2014)
日本公開=2015年3月13日
英国公開=2015年1月1日
配給=東宝東和
©UNIVERSAL PICTURES

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映画『博士と彼女のセオリー』場面写真

映画『博士と彼女のセオリー』場面写真⑤

イギリス映画/124分
原題=The Theory of Everything(2014)
日本公開=2015年3月13日
英国公開=2015年1月1日
配給=東宝東和
公式サイト http://hakase.link
©UNIVERSAL PICTURES

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映画『博士と彼女のセオリー』原作

博士の最初の奥さんであるジェーン・ホーキング著「Travelling to Infinity: My Life with Stephen」を基にした伝記映画。

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映画『博士と彼女のセオリー』コラム

新年早々にツボにはまった作品に出会った。TOEことTheory of Everythingを用いた原題The Theory of Everythingは「万物の理論」ってことで、劇中では博士ではなく、ジェーンがジョナサンに語ってきかせるのが粋ですね。そのぶん、観客にも分かりやすく説明してくれています。その邦題を『博士と彼女のセオリー』にしたのも本作を鑑賞すれば納得です。余命2年という宣告。それを阻むべく献身的に支えたのがジェンだったということがよくわかります。妻じゃなくて彼女なんです!

この作品の主軸はラブストーリーなんですけれども、博士がいかに家族を大事に思っているのかが込められている気がします。そもそも博士のプライベートは不知でした。どのような学生時代を過ごし、家族構成は?など、ゴシップは興味がありませんでしたから。

恋愛には奥手な草食男子かと勝手に思っていたのですが、とても積極的でチャーミングな方だったことがわかりました。エディ・レッドメインが演じていることで倍増しているだろ!とツッコミたくなる気持ちもわかるんですけど、若い頃の写真を見ると似てます。この彼がそばにいたら惚れます、きっと。劇中では一途な風ですが、けっこうエロ系には積極的だったみたいですね。

キップ・ソーンとの逸話も。双方の主張を賭けごとにしているんです。で、敗者への罰ゲームは、米国のエロ雑誌「ペントハウス」を年間購読すること。実際、宛名はキップ・ソーンなんだけど、博士の手元に同誌が届いて、譜面台に載せてニマニマするシーンもあります。キップ・ソーンは何者かと言えばSF映画『コンタクト』や新作『インターステラー』の監修者です。本作でもワームホールやブラックホールに絡むので、その説明も非常にわかりやすい。ここの事前学習はいりません。

エディ・レッドメインは舞台出身なので実力派だという認識はあったものの、正直これほどとは!というぐらい、素晴らしいお芝居。筋肉の動かし方って練習してできるもんなんですね。病の部分はもちろんのこと、感情面が抜群です。寝室での夫婦の会話にはキュンとしたし、赤ん坊の我が子が階段から見下ろしている状態で、あることでうちひしがれている博士の姿など。じーん。エディの代表作になっているでしょうし、オスカー候補になるのは間違いないと思います。対するジェーン役も良かったです。3度ほどウルッときました。いろいろ反則です(褒めてます)。

マスコミ試写にて鑑賞直後に書いたものです。アカデミー賞授賞式後の掲載ですが、手直しせずに載せました。(南 樹里)

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