誰からも頼まれていないのに、勝手にアカデミー賞の予想をしています。例年はガチ予想でしたが、今年は余白をつけようかと。で、主要部門について溺愛×偏愛目線で選ぶことにしました。当日は授賞式結果一覧もお届けします→結果こちらの予想、主要7部門すべて的中しました!
■作品賞
本命『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
願望『博士と彼女のセオリー』
バードマンの劇中セリフ「挑戦か真実か」に気持ちは揺さぶられるだろうし、6ボクは孫の成長を見届ける気分。下馬評では『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と『6才のボクが、大人になるまで。』が有力ということは重々承知。それら企画力勝負は脇に置いて、個人的に一目見て心を奪われた『博士と彼女のセオリー』を推したい。
■監督賞
本命 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
願望 ベネット・ミラー
外国人監督の受賞続きはまずいのか。そんなことはなんら関係ない。ーーと思いたい。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を観たら、平均年齢65歳とされるアカデミー会員も無視できないはず。アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが筆頭。冷静でありジワジワとせまりくる『フォックスキャッチャー』の手腕は外せない。
その一方で、業界の人望勝負でリチャード・リンクレイターvs.ウェス・アンダーソンもあるけれども。
■主演男優賞
本命 エディ・レッドメイン
願望 エディ・レッドメイン
ん?これ書き間違いではありません! 候補者は実在の人物を演じた4名って。アカデミー賞が伝記モノ好きという説どおりのノミニー。そんななかで最有力が架空キャラを演じたマイケル・キートンだと断言できちゃうぐらい。素晴らしい。が、天才物理学者に本気で惚れてたから。それに尽きる。
ブラッドリーが演じた伝説的スナイパーは、最後にご当人の写真が映るんだけれども、その一枚が放つオーラが強くて約2時間の名演がスッと消えちゃった(不思議)。その逆は天才数学者。実物と比べるとカンバーバッチの演じたチューリングがチャーミング過ぎ(褒めてます)。殺人を犯した御曹司の不気味さを含めて、フォックスチームにはアンサンブルキャスト賞をおくりたい。
■助演男優賞
本命 J.K.シモンズ
願望 エドワード・ノートン
ご贔屓俳優として心はマーク・ラファロなんだけど。鑑賞したら断然ノートンが良かったの。シモンズさんは今回を逃すと次は難しそうなので選ばれるのではないかと。
■主演女優賞
本命 ジュリアン・ムーア
願望 フェリシティ・ジョーンズ
無冠のムーアさんに、そろそろ華を。ロザムンド・パイクには心底驚かされたんだけどなぁ。やっぱり心は献身的に博士を支えたジェーンの芯をお芝居で表現していたフェリシティに。
■助演女優賞
本命 パトリシア・アークエット
願望 エマ・ストーン
『6才のボクが、大人になるまで。』で唯一琴線に触れたシーンが、息子の旅立ちを祝いながらも正直なトコは?という母心。あの場面だけでダントツ。ローラ・ダーンの母ぶりも印象的でした。キーラ・ナイトレイは安定して責務をはたした感じ。エマ・ストーンは強者揃いの中で大健闘。メリル・ストリープは、ご本人も公言されたように、また?となりそうなので。
ということで全体的に若い世代に与えちゃおうよという選び方ですね。
外国語映画賞は『イーダ』に。長編アニメは、三つ巴。そこでベイマックスとヒックとドラゴンで票が割れて、かぐや姫が獲れるかなーっと。期待!
2月23日[月]午前9時00分よりWOWOWプライムにて生中継(同時通訳)
2月23日[月]午後9時00分よりWOWOWプライムにて(字幕)
3月1日[日]午後3時30分よりWOWOWシネマにてダイジェスト版
公式サイト http://www.wowow.co.jp/extra/academy/
2015年02月23日 07:00 掲載
2015年02月24日 放映情報とリンクを更新