杏×松重豊、3度目の父娘役で葛飾北斎と娘に
江戸風俗研究家で文筆家、漫画家の故・杉浦日向子さんの原作を基に、主人公で浮世絵師のお栄が、父・葛飾北斎や妹、仲間たちとともに自由闊達に生きる姿が江戸の四季を通して描かれるエンターテインメント作品。
二人の破天荒な絵師の生き方を描くのは、映画『河童のクゥと夏休み』『カラフル』などで世界的に注目を集める俊英・原 恵一監督5年ぶりの長編アニメ映画。デビュー当時から大ファンだったという杉浦作品の映像化にあたり、Production I.Gと初タッグ。
主人公のお栄の声をつとめるのは女優の杏。その父で浮世絵師・葛飾北斎役には俳優の松重豊。「アニメーションの吹替えは初体験でした。原監督と一緒にお仕事ができるということが、俳優としてはなかなかない機会なので、小躍りするくらい嬉しかったです」と喜びを語る。
また、杏との父娘共演はこれが3度目。「実の子とまではいかないですが、どこか親戚の子を見つめるような目線は僕の中にもあり、北斎とそこに立ち向かう娘という関係性を、杏ちゃんと作るというのは非常に楽しい作業でした」と松重は語る。続けて「北斎といえば、新藤兼人監督の『北斎漫画』で緒形拳さんが演じられていたイメージがありました。今作では(『北斎漫画』の北斎とは異なる)娘のお栄から見たどうしようもない父親である一方、限りなく超えられない才能を持った父親の娘の視点から北斎も描かれています」と作品の魅力に触れた。
そのほか声をつとめるのは濱田岳(池田善次郎役)、高良健吾(歌川国直役)、美保純(こと役)、清水詩音(お猶役)、麻生久美子(花魁の小夜衣役)、立川談春(萬字堂役)ら。既にアフレコも終えており、原監督は最善の配役であったとの感想を述べている。
映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』あらすじ
お栄は23歳の浮世絵師。活気あふれる江戸の街、両国橋の夏の昼日なたを真っ直ぐ歩く意志の強そうな女だ。移りゆく四季とともに、父であり師匠の葛飾北斎や仲間たちと浮世絵を描いて暮らす日々を過ごす。
映画『百日紅(さるすべり) ~Miss HOKUSAI~』は、2015年5月9日[土]よりTOHOシネマズ日本橋、テアトル新宿ほか全国ロードショー
日本映画
英題=Miss Hokusai (2015)IMDb
日本公開=2015年5月9日
配給=東京テアトル
公式サイト http://sarusuberi-movie.com
©2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会
映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』原作
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原 恵一監督の作品
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