入野自由&矢島晶子&藤原啓治『百日紅』を語る
--オファー時のお気持ちは?
「以前から原監督の作品を拝見していたので、今回参加させていただけて本当に嬉しかったです。陰間という存在を、今回初めて知りました。演じるにあたり、色々と調べ、自分なりに役を構築しました」
--演じられる吉弥はどういう男性でしょう?
「やんちゃで調子が良いので、一見軽くみられがちですが、実は奥深く物事を考えている男性だと思います」
--役作りなど参考にされた事はありますか?また大変だった点は?
「原作本を読んだり、陰間については様々な文献やネットを調べて参考にしました」
--吉弥を演じられていかがでしたか?(原監督との作業について)
「自分が準備していた方向性と監督のイメージを、細かくやりとりさせて戴きました。独特な雰囲気・感覚を持たれている原監督とのディスカッションは本当に勉強になりましたし、楽しかったです」
--ファンの方へ本作の見どころをお願いします
「原監督、そして多彩なキャストの皆さん、スタッフの方々とこの作品に参加できたことを感謝しています。吉弥がお栄さんとどんな関わりかたをするのか、楽しみにして下さい!」
--「クレヨンしんちゃん」でご一緒されてきた、原監督の最新作への参加について?
「原さんの作品に参加出来て嬉しい。久しぶりにお会い出来るのも嬉しい! 出来るだけ自然な演技で臨もうと思いました」
--今回「クレヨンしんちゃん」とは違っていた点があれば教えてください
「「しんちゃん」のテレビシリーズは30分ものなので、「日々」をコンパクトに表現していますが、劇場版の時にはいつもと違うシチュエーションや時間の流れの中で「野原家の日々」が描かれています。『百日紅』も、主人公・時代は全く違いますが、その時そこに生きた人々の「日々」を丁寧に表現している点は逆に似ているのかも?!」
--「クレヨンしんちゃん」でご一緒されている、原監督の最新作への参加について?
「待ってたぜ原さん!と思いました」
--今作では2役を務められましたが?
「作品に大きなインパクトを与えるような役ではないですが、どちらも良い意味で、印象に残らぬように…と演じています。武士は嫌味無く、放し鳥売りはやる気無くですね」
--ご自身で演じられて好きなシーンはどこでしょう?
「トリ売りのやる気が無い感じが好きです」
--今回「クレヨンしんちゃん」と違っていた点があれば教えて下さい
「ボーズ頭の五歳児が出てこないとこでしょね」
日本公開=2015年5月9日
配給=東京テアトル
©2014-2015杉浦日向子・MS.HS/「百日紅」製作委員会