[シネママニエラ]市川海老蔵主演の映画『利休にたずねよ』が、モントリオール映画祭コンペ部門に選出されたことが明らかになった。同映画祭はカナダ・モントリオールで開催される北米最大の国際映画祭で、例年350作品以上が上映されている。
第140回直木賞受賞作「利休にたずねよ」(山本兼一著)を、映画『火天の城』の田中光敏監督が映画化。主演・市川海老蔵が稀代の茶人・千利休を、そして利休に寄り添う妻を中谷美紀が演じ、日本の美の原点を描いた本作が、海外でどのように受け止められるのか、注目が高まりそうだ。
この一報を受け、市川は「この度は、モントリオール世界映画祭のコンペティション部門に選定いただき、本映画の主演として誠に光栄です。また、本作を通じて、日本の美の原点を創り上げた千利休という偉大な人物を世界に広める機会をいただき、大変嬉しく思っています」とコメントを発表。
そして「お~いお茶」の広告をきっかけに、茶道に親しんで約10年になるという中谷も「利休のごとく美意識高き田中光敏監督の演出のもと、鋭敏な市川海老蔵さんが演じられた利休が、切腹間際に末期の茶を点てる姿に、モントリオールの人々も息を呑むに違いありません」として自信を見せている。
なお、モントリオール世界映画祭プレジデントのセルジュ・ロジーク氏は本作を選定したことについて、「これは本当に芸術性が高い(真の芸術)映画なので、コンペティションに選定しない理由はない。茶道具など本物へのこだわりが随所に見られ、中でも主演の市川海老蔵はこれぞ本物の役者であり、伝統と美を描いた偉大な傑作だ」という早くも絶賛コメントを寄せている。
映画『利休にたずねよ』予告編
2013/9/16up
英題=ASK THIS OF RIKYU
日本公開=2013年12月7日
配給=東映
公式サイト
©2013「利休にたずねよ」製作委員会
【南的見所はココ】
同映画祭はアカデミー賞の前哨戦として近年注目が高まっており、グランプリを獲得した『おくりびと』が、アカデミー賞外国映画賞を受賞したのは記憶に新しい。
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