同作は、ドイツ人俳優クリストフ・ヴァルツを主演に、天才プログラマー・コーエンの出会いと「ゼロ」の秘密を通して、人生を大きく変動させていく様を描く。
冒頭シーンの着想は「秋葉原」というギリアム監督は、「初めて日本に来たときにリアルな東京が見たくて、秋葉原に案内された。しかし電車を降りた私を襲ったのは、ネオンや広告の洪水。その中に自分が理解できる言葉が一つもなくて、その大洪水の中にいたら急に汗が出てきた。慌てて電車に乗って宿泊先の帝国ホテルに戻って、数時間寝てしまった。その時感じたショックが冒頭シーンに活かされている」とコメント。
また監督の代表作であり最大の問題作『未来世紀ブラジル』を意識したと明かした。
「我々は今という“繋がっている時代”に生きているけれど、私たちはその繋がりから逃げて、一人になる事は出来るのか? もし一人になった時に自分は誰なのかを知ることが出来るのだろうか? そんな事を考えながらパット・ルーシンの脚本を自分なりに掘り下げ、まさに集大成的な作品を作ろうと思った」と本作に対する並々ならぬ熱意と知性をにじませた。
爆笑問題のふたりとは約5年ぶりの再会とあって、大暴走を繰り広げることに。この日の衣裳の作務衣は爆笑の太田から教わったそうで「今では作務衣コレクターだよ」と上機嫌に自慢するものの「前に会った時に太田さんは僕に『日本でスティーヴン・スピルバーグ監督よりも有名にしてやる』と約束してくれたよね?」などと詰め寄る一幕も。すると太田は「俺もどうやって宣伝していいのかわからない。アカデミー賞をとってから来てくれよ!そういう事が大事。日本アカデミー賞を狙うか?」と親しいが故の舌戦を繰り広げた。
さらに御年74歳のギリアム監督と爆笑問題がゼロカロリーを当てるテイスティング対決、ゼロで止めるストップウォッチ対決、ゼロ目盛を目指す前屈対決での「ゼロ三番勝負」を実施。最終的にギリアム監督が勝利!さすが鬼才。
映画『ゼロの未来』は、2015年5月16日[土]よりYEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほかにてロードショー
イギリス、ルーマニア、フランス、アメリカ映画/107分予定
原題=The Zero Theorem (2013) imdb
日本公開=2015年5月16日
配給=ショウゲート
公式サイト http://www.zeronomirai.com/
©2013 ASIA & EUROPE PRODUCTIONS S.A. ALL RIGHTS RESERVED.
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原題=The Zero Theorem (2013) imdb
日本公開=2015年5月16日
配給=ショウゲート
公式サイト http://www.zeronomirai.com/
©2013 ASIA & EUROPE PRODUCTIONS S.A. ALL RIGHTS RESERVED.