[シネママニエラ]晩年11年をかけて作家・井上ひさしが紡いだ時代小説「東慶寺花だより」を原案とし、現代の2倍あったといわれる江戸時代の離婚をモチーフに、映画『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』の原田眞人監督が初めて時代劇に挑戦した映画『駆込み女と駆出し男』。女達の人生再出発を手伝います!
樹木希林『駆込み女と駆出し男』での経費節約案を吐露
完成報告会見に出席した監督とキャストからは下記のコメントが発せられた。
「井上ひさしさんの原案もそうですが、脚本を読んで、エネルギーに満ちていてすごく勢いを感じました。時代劇ながら新しい映画を観たなと思いました。多くの方に観ていただきたい!」
「時代劇映画は初めてでしたが、見やすくて笑えて泣ける作品です。若い人にも楽しんでもらえる映画になっていると思いますので、多くの人に観ていただけるよう頑張ります」
「べらんめえ口調で、着物の肩を落として荒っぽく粋に演じなければならなくて難しい役柄でした。撮影は、進む方向を決めすぎないで、その時の感覚で進んでいき、原田監督はとても感性が素敵です。撮影は苦しかったけれど楽しく、観たことのない時代劇になっています。いろんな人が出てきて現代に通じる作品だと思います」
「映画自体が久しぶりだったのですが、原田監督の『わが母の記』を観て、いつかご一緒したいと思っていました。女サムライということで毎日刀を持って、撮影前も薙刀や殺陣などいろいろと稽古して、いい思い出です。時代劇はたくさん出ているのですが、原田監督にはこうしなきゃいけないという固定概念を崩していただき、新しい時代劇の役を作ることができました。時代劇を観たことのない方でもあまり興味のない方でも楽しめる作品だと思います」
「未だに題名を覚えられないんですけど(笑)。(映画に登場する御用宿・柏屋の暖簾の字を書いたことに触れ)大したことないのよ。「経費節約で書いてよ」って言われて、ま、自分ちの暖簾だからしょうがないか、と。提灯にもいっぱい書かせられたし、なんか割に合わないような(笑)」
「樹木さんには「原田組」という字も書いてもらいました。撮影中はオフィスに今は自宅に飾っています。『わが母の記』以来、樹木さんにどういう役で出てもらおうかそればかり考えていて、源兵衛さんて原作では男の人なんです。おとら婆さんという女性が出てきて最初はその役と考えていたのですが、いいや二人合わせちゃえってことで樹木さんにお願いしました。時代劇は初めてでいろいろと勉強させていただきました。現場も楽しかったですし、出来上がったものも今まででいちばん良かったと思います。
映画『駆込み女と駆出し男』あらすじ
時は江戸時代。鎌倉の東慶寺は幕府公認の駆込み寺。離縁を求める女たちの最後の砦。駆込んだあとには、まず御用宿で聞き取り調査が行われる。戯作者に憧れる駆出しの医者で御用宿・柏屋の居候である信次郎(大泉)は、ベテラン離縁調停人で、柏屋の主・三代目柏屋源兵衛(樹木)とともに、ワケあり女たちの人生の新たな出発を手助けすることに。
日本映画/143分
日本公開=2015年5月16日
配給=松竹
©2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
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映画『駆込み女と駆出し男』予告編
日本公開=2015年5月16日
配給=松竹
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©2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
映画『駆込み女と駆出し男』日本版ポスター
日本公開=2015年5月16日
配給=松竹
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©2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
映画『駆込み女と駆出し男』場面写真
日本公開=2015年5月16日
配給=松竹
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©2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会