「スケープゴート」完成披露試写会

黒木瞳の交渉術で「スケープゴート」続編を原作・幸田真音が快諾!

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[シネママニエラ]女優の黒木瞳が、主演をつとめる連続ドラマW「スケープゴート」の完成披露試写会に石丸幹二、佐々木希、古谷一行、原作者の幸田真音と出席。日本初の女性総理大臣誕生への階段をのぼっていく政治家・三崎皓子を演じた黒木は「本作のあとの三崎皓子を見てみたい。先生に続編を書いていただいて」と語ったところ、同席していた幸田先生は「お任せください」と快諾する一幕も。石丸は「いまの導きかたは素晴らしかった」と政治家・黒木の交渉術を称えた。

「スケープゴート」完成披露試写会
幸田真音(原作)、古谷一行、黒木瞳、石丸幹二、佐々木希

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スケープゴートとは聖書由来の用語であり、身代わりや生贄(いけにえ)を意味する。幸田氏は「この小説を書くときに、女性の総理を描きたかった。ところが『日本で女性の総理は無理だ』『難しい』と言われたので、それならば、なぜ無理なのかを描こうと思った。(私の考える)国に対する思いは(作中で)三崎皓子に言わせたので。このあと、問題に立ち向かっていく皓子を書いてみたい」と話す。

黒木も作者の意をくみ「先生の思いがいっぱいつまったエンターテイメント作品。台詞で『今の女性に与えられるのは誰かのスケープゴートしかない。でもそれを利用して登っていく女性がいてもいいじゃない』とあるように、(本作は)きっと女性へのエールとなるドラマ」に仕上がったと胸を張る。政治家役を演じるのは台詞量の多さと内容の難しさを感じたものの「大臣」と呼ばれることが「快感になっていった」と明かす。

テレビ局の取締役で皓子の元恋人・八木沢を演じた石丸は「どちらかというと影のない役柄が多かったのですが、本作では影があり……どこまでダークに演じるかさじ加減を考えた」とセクシーとミステリアスさを醸す役作りについて語る。すると、皓子の娘・麻由役の佐々木も「母親がどんどん先に進んでいくのはとても淋しくもあり、怒りもあり、その心境を演じるのはとても難しかったです。演技はピリピリしているのですが、現場では黒木さんにやさしくしていただいて、うれしかったです」と振り返った。

皓子をスケープゴートとして政界に導く山城総理大臣役の古谷は「内閣総理大臣の役は2回目。何度演じても緊張します。台詞も今までない台詞がいっぱいで大変でした」と語り、いつのまにか「こういう役を俺たちが演じるとは」と現場で西岡徳馬と語ったことに触れ、時の流れを感じている様子。「高齢者にやさしい国になってほしい」と今の日本についても言及した。

WOWOW連続ドラマW「スケープゴート」は2015年4月12日[日]より放送開始
毎週日曜夜10:00~ 全4話(第1話は無料放送)
http://www.wowow.co.jp/dramaw/scapegoat/

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