[シネママニエラ]映画『脳内ポイズンベリー』の完成披露試写会が4月8日に行われ、主演の真木よう子、西島秀俊、古川雄輝、成河、吉田 羊、桜田ひより、神木隆之介、浅野和之、佐藤祐市監督が上映前舞台あいさつに出席した。真木が演じたいちこを約30倍した写真の頭部より、西島や神木が役柄を表現したポーズで登場する演出があり、どアップの自分の写真を見て真木は、戸惑いの表情を見せていた。
今作は携帯小説家の櫻井いちこが7歳下の早乙女に恋。そんないちこに恋する年上編集者との三角関係に対し、いちこの脳内では、ご主人様のしあわせを願う理性・ポジティブ・ネガティブ・衝動・記憶という5人のメンバー(西島・神木・吉田・桜田・浅野)が会議を展開していくというチャーミングなラブコメ。
本作のヒロインを演じることでコメディエンヌぶりを発揮した真木は「佐藤監督の指示通りに演じました。これからはこういう役も」と言うほど、演じていて楽しかった様子。すると佐藤監督が「真木さんはすべて指示通り演じてくれたました。でも、西島さんは自由に演じてましたねぇ」と仲の良さから軽くディスり気味に語る場面も。
これに対して、西島は「自分で眼鏡を選んで監督に提案したところ却下されましたし、役作りについて伺ったところ『ベリー(=『ストロベリーナイト』のこと)つながりで呼んだだけだからって』言われた」というジョークを放ったところ、まさかのマジ話として受け止められてしまい、慌てて「冗談ですよ」と訂正する姿に誠実さが表れ、場内はあたたかな笑いに包まれた。
今作が恋愛映画ということから「女子へのしあわせ指南を」と司会者に促されると、真木は「わたしは脳内会議はしないので。でも、頭のなかは神木(神木隆之介)くんしかいない」と明言。その真意は「ポジティブで、行きつく先はいいじゃんという感じ。神木くんがどっかり座ってます」と自身を例にあげてアドバイス。さらに司会者が、もしダメ男だったら?と深追いすると、真木は「器を大きく育てればいい」と男前な発言をして、恋愛に悩める女子たちにエールを送る。
同じ質問が、なぜか西島にも。西島は「なぜ、男の僕に?」と戸惑いながらも、「悩み過ぎることなく、思うがまま、自由に生きて」とポジティブシンキングを示唆。さらに「本作を観たことで、男は恋愛は土台があれば大丈夫だと考えがち。でも女性は記憶に刻むんですね。一言一言を大事にしないといけないですね」とまさかの反省モードに。そして「(本作は)男性必見!」だと、きっちり宣言した。
映画『脳内ポイズンベリー』は、2015年5月9日[土]より全国東宝系にてロードショー
日本映画/121分
英題=Poison Berry in My Brain(2015)
日本公開=2015年5月9日
配給=東宝
公式サイト
©水城せとな/集英社 ©2015フジテレビジョン 集英社 東宝
[amazonjs asin=”B014141GIK” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”脳内ポイズンベリー スペシャル・エディション(Blu-ray2枚組)”]