[シネママニエラ]映画『寄生獣 完結編』の完成披露試写会が4月13日に都内のホールで行われ、染谷将太、深津絵里、阿部サダヲ、橋本 愛、新井浩文、ピエール瀧、山崎 貴監督が登壇した。客席から登場したご一行は、劇中キャラのミギーをイメージしたボールを観客に向けて投げていく。中にはサインボールも含まれており、2階席に向けて放つ肩の強いキャストも。さらに大きなバルーンが浮遊し、壇上には高さ5メートル、幅10メートルの「ミギー」や、ミギーの声の主の阿部もおり、ミギーづくしで観客を迎えた。【こぼれ話】染谷将太vs.新井浩文
本作は、岩明 均著の伝説的コミックを基に、右手に寄生生物のミギーを宿した高校生・泉新一の戦いを通して、人間とはどういう生き物か、どのように生きるのかといった根源的テーマを描く。監督は「まばたきしないで観てください! すごい人ばかりに出演していただいたので、(演出は)一人ひとりガチンコで大変でしたね」と語るように、この日のトークも終始盛り上げる芸達者が揃った。
染谷は「(完成版を観て)感動した。すごい映像で、いままで観たことのないすごい作品に仕上がった。(前編と比べて)新一はすごく強くなっています。けして運動神経がいいほうではないので、アクションシーンも激しくて撮影は大変でした」と振り返った。一方、橋本は「約11メートル上空から後ろ向きに落下するワイヤーアクションに初めて挑戦しました。高いところは大好き」だとアクション女優としての意欲を示すと、山崎監督はうれしそうにニンマリ。
ミギーの声と、パフォーマンスキャプチャを用いてミギーの動きを演じたにも関わらず、阿部が同シリーズのイベントに参加するのは本日が初めて。染谷は「久しぶりですねえ、ミギー」と語りかけると、阿部が呼応。「新一!久しぶりだな。すごいな、キャーキャー言っているから誰か襲われているのかと思ったが、違うんだな」とミギーらしい毒舌を、かわいく投入。客席は笑いにつつまれた。
阿部のリップサービスは続き「もしかしたら俺、(完結編に)カメオ出演しているかもしれないので、そこも観てください」と語り掛けた。また、パラサイト役のピエールは「笑いながら染谷くんを追いかけるのは楽しかったです!監督から『7メートルぐらい腕伸びますか?』と聞かれ、『伸びます!』と答えたので、お酢を飲んだりして頑張りました。(冗談で)触手はCGなし、自前です!」と自信たっぷりに強調し、客席のみならず登壇者をも唖然とさせる話術を展開。
そんな大盛り上がりのイベントとなったが締めで、深津が「想像をはるかに超えたものに仕上がって驚きました。(原作者)岩明さんの鋭くて力強い言葉が心に刺さると思います」などとアピールした。
映画『寄生獣 完結編』は、2015年4月25日[土]より全国東宝系にてロードショー
日本映画/118分
英題=Parasyte : Part 2
日本公開=2015年4月25日
配給=東宝
公式サイト http://www.kiseiju.com/
©2015映画「寄生獣」製作委員会
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