黒沢清『岸辺の旅』深津絵里×浅野忠信カンヌへ「うれしいです」
[シネママニエラ]黒沢清監督の映画『岸辺の旅』が、第68回カンヌ国際映画祭ある視点部門に招待されたことがわかった。
同作は、湯本香樹実著の小説「岸辺の旅(きしべのたび)」を名匠・黒沢清監督が映画化した、永遠の別れを描くラブストーリー。深津絵里と浅野忠信が夫婦役でW主演をつとめている。深津は初の黒沢組、浅野は映画『アカルイミライ』以来、12年ぶりの映画出演となる。
フランス国内では同国の配給会社・Version Originalにより、今秋100から150館規模での公開が予定されており、カンヌ国際映画祭での反響にも大きな関心を寄せている。黒沢監督は、映画『トウキョウソナタ』で第61回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」審査員賞を受賞して以来の受賞に期待がかかる。
「黒沢監督の世界観と、キャスト、スタッフみんなのエネルギーが海を渡る…。なんて素敵なことなのでしょう。本当にうれしいです」
「『岸辺の旅』がカンヌ国際映画祭のある視点部門に決定したことがとても嬉しいです! スタッフの皆さんとキャストの方々、黒沢監督、そして深津さんと共に過ごした夢のような時間がフランスの方達にも届いた喜びを実感しています!」
「最高峰の映画祭から招待を受け、驚き、喜んでいます。これで『岸辺の旅』は、私の長いキャリアの中でもとりわけ幸福な一本となりました。」
映画『岸辺の旅』あらすじ
夫の優介(浅野忠信)が失踪してから3年。妻の瑞希(深津絵里)は喪失感を経て、ようやく、ピアノを人に教える仕事を再開し、日々を暮らしていた。ところが優介は突然帰ってきて、瑞希に「俺、死んだよ。一緒に来ないか、きれいな場所があるんだ」と誘うのだった。そして、夫婦ふたりで旅に出ることに。
映画『岸辺の旅』予告編
©2015「岸辺の旅」製作委員会/COMME DES CINEMAS
日本映画
英題=Journey to the Shore
日本公開=2015年10月1日
配給=ショウゲート
2015年04月16日 掲載
2015年04月20日 更新[コメント]
2015年05月16日 更新[初日決定、キャスト情報]
2015年11月11日 更新[予告編動画]
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