[シネママニエラ]松山ケンイチと早乙女太一が主演する、6月13日から放送スタートのWOWOW新ドラマ「ふたがしら」の撮影が、3月〜4月上旬にかけて東映京都撮影所を中心に行われた。松山ケンイチは「続編をつくる気満々です」と話す。
今作は、オノ・ナツメが描く人気コミックを原作に、劇団☆新感線の座付き作家・中島かずきが脚本化。そして映画『SR サイタマノラッパー』シリーズ、『ジョーカー・ゲーム』などを手がける入江悠が監督。東映京都撮影所を中心に、京都市内のロケなども多数交えて、江戸時代の大坂や江戸の町の空気感を作りあげた。
盗賊コンビの弁蔵(松山)と宗次(早乙女)が、盗賊一味・赤目から離れて「おもしろいことがやりたい」という野望を胸に大坂、江戸を転々とする旅と出会い、成長を描いていく。
この取材の日は、撮影所のオープンセットで行われた。江戸から大坂の町にやってきた弁蔵と宗次が泥棒として大きな仕事をすることもままならず焦っているところ、出会った人たちからチャンスがもたらされるというシーン。撮影所の街並に、お稲荷さん屋やうどん屋の出店の装置などが足された中、着物を粋に着こなして颯爽と現れる松山と早乙女。熱くてワイルドな設定の松山は、歩幅を大きく闊歩。クールな設定の早乙女は静かな佇まい。
ふたりは、劇団☆新感線の舞台「蒼の乱」で共演しているので既に息ピッタリ。「そのときのふたりの関係性が『ふたがしら』にちょっと似てるんですよ」と、早乙女。だからこそ余計に弁蔵、宗次の役作りが深まっている様子。「(連続ドラマとしては)WOWOW初の時代劇で、今までにない時代劇が生まれると思います」と、松山も熱く語る。
「オノ・ナツメさんの原作には、時代劇、盗賊もの、バディもの、若者の成長譚とぼくの好きなものがたくさん詰まっていて、ぜひ映像化したいと希望を出しました。脚本はこれまたぼくの好きな中島かずきさん。原作をまた違った角度から再構築してくださいました。かずきさんの書く台詞は熱くて、気持ちが乗せられます。入江悠監督とは今回がはじめての仕事ですが、これまでの作品も素晴らしく信頼してお任せしています。ぼくらのアイデアも取り入れてくれるので、現場でアイデアを出し合いながら世界観を膨らませています。早乙女太一君とのコンビもかなり面白くなっていますので、お楽しみいただきたいと思います。すでに続編をつくる気満々ですのでよろしくお願いします(笑)」
「盗賊を主人公にした、いなせな時代劇になっていると思います。子供の頃から時代劇を舞台で演じてきたぼくにとって、これまでやっていたフィールドとは違うテレビドラマの時代劇、はじめての入江監督との仕事は新鮮で、完成が楽しみです。今までとの一番大きな違いは、今回は盗賊ということで忍んでいることが多く、得意な派手な立ち回りが少ないこと(笑)。映像経験もさほど多くないため、戸惑いもありますが、映像経験抱負な松山ケンイチさんにいろいろ教えていただきながらやっています。クールな宗次がドラマの中でどんなふうに変化していくか楽しみにしてください」
WOWOW連続ドラマW「ふたがしら」は2015年6月13日[土]より放送開始
毎週土曜夜10:00~ 全5話(第1話は無料放送)
公式サイト http://www.wowow.co.jp/dramaw/futagashira/
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