[シネママニエラ]俳優の竹中直人がイチオシする映画『セッション』について、「この作品をたった19日で撮ったことに驚きました。こんなにエネルギーの詰まった映画を! まあ、信じられない! もう演奏もすごいなんてもんじゃない! (あまり言ってはいけないと自制しつつ)すごいことが起こるじゃないですか」と、監督・俳優目線で語った。
この日は映画の大ヒット記念として、東京スカパラダイスオーケストラ(茂木欣一、加藤隆志、大森はじめ、沖 祐市、NARGO、北原雅彦、GAMO、谷中 敦、川上つよし)とのスペシャルセッションの場がもうけられた。
東京スカパラダイスオーケストラの生演奏に対し、竹中が劇中のシーンを再現する形で、鬼教官のフレッチャーに扮して厳しく指導するというパフォーマンスを見せ、会場は笑いと歓声に包まれた。演奏楽曲は「ハプニング」と「スキャラバン」。
ドラマーの茂木は、「(劇中の主人公に)感情移入しましたね。デビュー前にひたむきに打ち込んでいた頃を思い出しました。手に汗を握りました」と語る。また「ツアーが始まると、夢を見ることがあって、(ライヴの開始に)間に合わなくて、ステージ上で一曲目が鳴り響く中、スーツに着替えてステージに上がっていこうとするんです(苦笑)」という悪夢を告白。一連のやりとりが映画の公式サイトにて動画で掲載されているので是非チェックして。
本作は全国16館での公開と決して公開規模は大きくないものの、4月18日、19日の週末で、全国で計25回の満席を記録。観客満足度は95,6%を叩き出した。音楽は己との闘いでもあると思わされる熱量に満ちている。
原題=Whiplash (2014)
日本公開=2015年4月17日
配給=ギャガ
公式サイト http://session.gaga.ne.jp/
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