今作は、女子高生が偏差値を40あげて現役で慶応大学に合格した実話を基に、映画化した感動の青春サクセスストーリー。試写会満足度、本作を人に勧めたい度は99パーセント超え!という注目作だ。批評家からの評判もすこぶるいい。原作は坪田信貴著の「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」。劇中の台詞にも用いられた同氏の「ダメな人間などいません。ダメな指導者がいるだけです」は重要なキーワードだ。
本作に共鳴し、自称・ビリギャルだという女子高校生たちの「ビリ体験談」は2千通も寄せられた。「パンツ丸出し」「休日はギャルメイク」「万年ビリがひとつ上がって、母親が泣いて喜んだ」といったものから、「試験で0点をとった。これから勉強して慶応大学に受かる!」という宣言も飛び出した。
主人公のさやかを演じた有村は、「事務所に入る前もですし、所属してからも映画やドラマのオーディションに落ちまくって、どうしたら今の自分を見てもらえるんだろう」と落ち込み、悩んだ時期もあったという下積み時代を吐露。そういう時期を経て、いまでは幅広く活躍している。その体験もあったことから未来のある女子高生のみなさんに対して、「目標は高く。目標を持つことは大事。自分の気持ちを信じて」と応援コメントを寄せた。
トークイベントでは、遊びも勉強も全力というヒロインの生き方に触れつつ、小林さんは「坪田先生は、『試験の時に隣の人の鼻息が気になっても、集中が途切れなくなるように、うるさい場所でも集中できるようになったほうがいい』と教えてくれました」という勉強法を披露。劇中では、さやかが仲間といるカラオケボックスで問題集に取り組む姿も描かれる。
これについて有村は「分かる気がします。わたしもテレビをつけっぱなしでも台本を覚えられます。そのほうが覚えやすい」と実践していた。ちなみに松井と阿部は、本作の撮影時は現役の高校生だったそうで、ふたりとも赤点をとった経験もあるという。松井は「卒業が危なくて、撮影の合間に勉強していました。無事、卒業できました」と報告すると、客席からは盛大な拍手が起きた。
この日のイベントでは、さやかの金髪姿にあわせて、来場した女子高生は金髪のウィッグをかぶってフォトセッションに参加。通常観客とキャストはそれなりの距離をとらされるものだが、この日は超異例。キャストと並んで撮影し、握手をする触れ合いタイムもしっかり。有村と握手し「手を洗いたくない!」と大喜びの声もきかれた。なお、最後列では、腕を大きく広げるなどポーズをとるノリの良さも。いまを楽しむパワーにあふれていた。
映画『ビリギャル』は、2015年5月1日GWより全国東宝系にてロードショー
日本映画/120分
日本公開=2015年5月1日
配給=東宝
公式サイト
©2015映画『ビリギャル』製作委員会
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