[シネママニエラ]『モンスターズ・インク』のピート・ドクター監督の6年ぶりとなる本作は、住み慣れた土地を離れ、慣れない新生活を始める11歳の少女ライリーの中にいる、5つの感情たち――楽しい気分にする“ヨロコビ”、 悲しい気分の時に現れる“カナシミ” 、怒りを爆発させる“イカリ” 、嫌いなものから守る“ムカムカ” 危険から身を守る“ビビリ”――が予想もつかない冒険を繰り広げる様を描くアニメーション映画。ピクサー長編アニメーション20周年記念作に誕生する、5つのキャラクターをフィーチャー!
人が幸せになるために“カナシミ” は必要なの?
感情“漢字”ビジュアルは、書家 紫舟(ししゅう)によるもの。掲載は各キャラクターのページにて。なお、5月1日より全国劇場にて順次掲出されているのでお気づきになったかたもいるのでは。
日本語吹替え版のキャラクターヴォイス(以下、CV)をつとめる方々のコメントも順次掲載。女優の竹内結子、大竹しのぶが公表済み。コメントは各キャラクターのページにて。
頭の中の感情たちの行動が、いかにドラマチックな影響を人間に与えるのか? 誰にでも起きているごくあたり前の“頭の中の秘密”がこの夏ついに明かされる!
アメリカ映画
原題=Inside Out (2015) IMDb
全米公開=2015年6月19日
日本公開=2015年7月18日
配給=ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
© 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
映画『インサイド・ヘッド』ヨロコビ
太陽のように明るく朗らかな気持ち、赤ちゃんが生まれた時の一番最初の感情と言われる「喜」を表現。日本語吹替版の声優には女優の竹内結子。
--ヨロコビ役のオファーがきた時の感想はいかがでしたか?
「まさか私がディズニーアニメーションの声を任されるとは思っていなかったんですね。でもいつも見ているのが好きだったので、その世界に自分の声が入っていると思った時にすごく嬉しかったです。本当に地面の下からブワーって震えがきた感じがして、すごく嬉しかったです。とても有難いなと思って」
--ヨロコビを演じるにあたって気をつけた部分はありますか?
「ヨロコビはものごとを前向きにとらえる設定というか、役柄でもあるので私自身がこのヨロコビをやっていて楽しいという気持ちは強く出していこうと思ってそこを注意していました。いつもポジティブに物事に向き合っているキャラなので、私が悩んじゃいけないと思って。自分自身が楽しいとか喜んでいる気持ちの何割増しか、かなりハイテンションでやってます」
--5つの感情のうちご自身のセンターにいるものは?またもっと強かったらいいのに、と思う感情はありますか?
「私はどっちかというとムカムカとビビリとカナシミが前方にきやすいと思います。でも子供の頃は確かに私もヨロコビがメインでした。もっとビビリが前に出てきてくれないかなって今なら思います。イタズラ心を抑える、そんなことしたらこうなっちゃうよって注意してくれる誰かが自分にもほしかったと思います」
日本公開=2015年7月18日
配給=ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
© 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
映画『インサイド・ヘッド』カナシミ
悲しみがあることによって喜びが大きくなる。感情として必要で、いとおしくなる「悲」に表現。日本語吹替版の声優には女優の大竹しのぶ。
--カナシミ役のオファーがきた時の感想はいかがでしたか?
「今度の新しいので頭の中の感情についての映画ができるというのは知っていたんですよ。それってありえる…(笑)?ですよね。すごい面白いと思って、感情たちが主人公になるというどんな映画なんだろうと思って、私は映画館ではなくてテレビで見たんですけれども、まさか自分が“どんな映画になるんだろう”という映画に出るなんて思ってもいなかったからすごく嬉しかったですね。ぜひぜひ、という感じでした」
--ディズニーの声優に対する印象はありますか?
「室井滋さんとお仕事をしていて、ニモに出てすごく楽しかったというお話は聞いていたので、そのキャラクターの中のひとつを演じることができるのはすごく嬉しいなと思いますね。『トイ・ストーリー』の声優さんも含めて。ただどこかで映画としてみたときに私の顔がわからないほうがいいんじゃないかな、顔が邪魔しちゃいけないというか思い浮かんじゃいけないというのがあるからそこがすごく難しいところでもあります」
--ご自身とカナシミとの共通点はありますか?またご自身の中でのカナシミの存在はどのようなものだと思いますか?
「このカナシミちゃんは“悲しみ“でもかわいらしいし、でも悲しむということは実は甘えん坊な感じもするので悲しみに浸るというのは悲しみがあるからそこを抜けたときに喜びがあるという映画のテーマのひとつでもあるんですけれども、映画の中で悲しみを喜んでいる自分がいます。実際にそんなにカナシミちゃんではないです。どっちかというと、性格的にはヨロコビのほうですね」
日本公開=2015年7月18日
配給=ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
© 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
映画『インサイド・ヘッド』イカリ
ポジティブで正義を貫き、よい方向に導く感情としての「怒」。怒っていても、愛らしくも感じられるよう表現
日本公開=2015年7月18日
配給=ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
© 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
映画『インサイド・ヘッド』ムカムカ
嫌いなものを事前に察知して拒絶することで人を守り幸せに導く「嫌」
日本公開=2015年7月18日
配給=ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
© 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
映画『インサイド・ヘッド』ビビリ
怖=繊細で危険に気づくのが早い。「石橋を叩いて渡る」という言葉のように、安全でいるための役割を果たす「怖」
日本公開=2015年7月18日
配給=ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
© 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.