有名人の手紙エピソード
佐藤浩市(篤史 役)
「昔30代半ばのころ、三國が『生かされてあればこそ』と一筆くれたんです。勝手に生きているという振る舞いが鼻についたのかもしれません。今になってジワジワとその言葉の重みを感じながら、この仕事を続けています」
樋口可南子(良子 役)
「20年ほど前にお亡くなりになった五社英雄監督の最後の2作品に出させていただいて、5通手紙をいただいたんです。『大きい大きい女優さんになってください。次回作は惚れすぎないよう、噛みつきたいと思います』とあって、女優にとっては殺し文句だなと。そろそろ朝原監督からも手紙をいただけると思っています(笑)」
北川景子(篤史と良子の娘・聡子 役)
「10年ほど前の母からの手紙ですね。10代で上京したばかりで、仕送りもしてもらっていて、迷惑ばかりかけていた私に『若くして自分のやりたいこと、進みたい道を見つけて、頑張っているあなたを誇りに思います』と書いてくれて…つらいときはいつも読み返してます。今も大切にとっています」
野村周平(石塀づくりを手伝う青年徹 役)
「上京するときにおばあちゃんから手紙と色紙をもらって、色紙に『堕落するな』と書いてありました。今も飾っています!」
杉咲 花(徹の恋人・紗英 役)
「小さい頃、お泊り遠足に行く前、お母さんから手紙をもらって『気を付けてね、大好きだよ』と書いてありました。すぐ帰りたくなりました(笑)」
吉田 羊(紗英の母親 役)
「誕生日に母から手紙をもらって、『羊ちゃん見たよ』と疎遠になってた方からも連絡をもらうようになったらしく、『人と人をつなぐ尊い仕事をしてるわね』と書いてありました。この仕事を選んだ意味を再認識させられました」
柄本 明(紗英の父親 役)
「20年ほど前、帰宅すると妻(=女優の角替和枝)からの手紙が置いてありました。『別れてください』と。謝って、謝って、どうにか40年続いています(笑)」
日本公開=2015年6月30日
配給=アスミック・エース、松竹
©映画「愛を積むひと」製作委員会
Pages: 1 2