[シネママニエラ]映画『海街diary』(Our Little Sister)が第68回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で公式上映され、是枝監督をはじめ、4姉妹を演じだ女優の綾瀬はるか×長澤まさみ×夏帆×広瀬すずが、大女優カトリーヌ・ドヌーヴやオスカー受賞者のミシェル・アザナヴィシウス監督といった一流の映画人たちから拍手喝さいをあびた。その様子はぜひhttp://goo.gl/7wpyYgで。(http://goo.gl/7wpyYg|フォトギャラリー|記者会見)
レッドカーペットには日差しが降り注ぐ中、ご一行は装いを新たに、是枝監督はタキシードでビシッとキメ、綾瀬はChristian Dior(クリスチャン・ディオール)のオートクチュールドレス、長澤はStella McCartney(ステラマッカートニー)のタイトなロングドレス、夏帆はYves Saint-Laurent(イヴ・サンローラン)のシックなロングドレス、広瀬は水色と白のチェック柄のシフォンドレスに身を包みメイン会場に登場。4姉妹が手をつないで横一列になって歩くなど、この映画の雰囲気をそのままにメイン会場へと進んだ。>>映画『海街diary』第68回カンヌ国際映画祭フォトギャラリー(更新中)
日本公開=2015年6月13日
配給=東宝、ギャガ
©2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ
映画『海街diary』第68回カンヌ国際映画祭フォトギャラリー
女優イングリッド・バーグマンの公式ポスター前で
映画『海街diary』第68回カンヌ国際映画祭記者会見
投稿者CannesFestTV
“小津安二郎監督の孫”と海外にくるとよくいわれますが、最高の褒め言葉とは思いつつ、こそばゆい。この原作の世界観が、ただの人間ドラマというよりは、人のまわりを流れている時間の積み重ねを描いたものだったので、キャストには鑑賞を求めませんでしたが、僕自身は小津作品を参考に観たりしながら作りました。
繊細な感情表現が芝居につむがれている。軸となる4姉妹とと彼女たちを取り巻く人々と時間の流れを感じさせる演出。音楽は4姉妹なので、クラシックに弦楽四重奏をと考えた。長澤まさみさんが音楽は菅野さんがいいのではと提案してくれた。シラス丼を食べているシーンでも、しあわせいっぱいではなく、ちょっと苦味がある。時間が反復しつつ、上書きされていき、物事の見え方が変わっていくことを心掛けた。
日本公開=2015年6月13日
配給=東宝、ギャガ
©2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ