[シネママニエラ]映画『リアル鬼ごっこ』でトリプルヒロインを務める、トリンドル玲奈、篠田麻里子、真野恵里菜が、園子温監督の現場を振り返った。衣装の女子高生(以下、JK)の制服姿はミニスカートなのだが、この日は久々に着用。ネタバレを避けるために、園監督の厳重監視のもとでのコメントとなった。園監督は「単純にジェットコースタームービーなんで急降下でどこまでも行っちゃいます。楽しんで下さい」とコメントを寄せた。
――JKを演じてみていかがでしたか?
トリンドル:そうですね…(と言いかけたところで)
園:ネタバレはダメだからね、ネタバレは
トリンドル:えーと…そうですね…
園:なんにも言えなくなっちゃうな(笑)
トリンドル:な、何も言えません…(笑)走るシーンも多かったですが、一生懸命がんばりました!
篠田:今まで演じる事をとても難しく捉えてましたが、そうではなくて考える前にストーリーが進んでいく感じ。園さんの世界にポーンと飛び込んで、感じるままにというか、アトラクションのような新感覚でした。
真野:作中では走ってしかいなくて、演じるというより、園さんにずっとついていかなきゃというか、実際走るシーンでは監督はトラックに乗っていて、それを追いかけていくんですけどいつまでも止まってくれなくて(笑)待ってー!って思いました。
――トリンドルさん、最後にもう一度、いかがでしょうか?
トリンドル:うーん…(しばらく悩み)……本当に大変だったけど、一生懸命、一生懸命、頑張りました!
園:試写で泣きながら出てきたらしいですよ。
トリンドル:そうなんです。試写を初めて見た時思い出したんですけど、そういえばすごい怖かったなあって、思わず涙があふれました。でも普通の怖さとは違って…今まで感じた事のなかった怖さでした。
――篠田さん、アクションシーンはいかがでしたか?
篠田:アクション映画にずっと出てみたくて、キックボクシングを習っていたので、まさか出来るなんてしかも園監督の作品でというのが本当に夢のようでした。やって見ると、キックボクシングは当てるんですけどアクションは見せるためのものなのでそこが難しくてとても勉強になりました。
――真野さん、走るシーンはいかがでしたか?
真野:普段走らないので、アクションとランニングの稽古に通ったんですが、その時に私のマネージャーから先生に「うちの真野は走り方変なんで見てやって下さい」ってタレコミが入りまして(笑)。えっ、変なの!?と思ったんですが実際走ってみたらコーチが「そんな変じゃないよ」って言ってくれたので良かったです。マラソンランナーなのでフォームや走り方凄く気にしました。
――何かを追ったこと、何かに追われたことはありましたか?
トリンドル:猫を飼っているので朝の4~5時とかに猫に「ご飯!にゃー」って追われてます。
篠田:ディズニーランドに遊びに言ったら修学旅行の男子に追われてリアル鬼ごっこ状態になりました。
真野:追われないと出来ない性格なので、台本とか残り3日で!とかなった方がよく覚えられます。園さんにも追いこまれるかなと思ったけどそうでもなかった(笑)
――自分ってふてぶてしいな、と思った瞬間はありますか?
トリンドル:うーん…なかなか思い浮かばないですね。
園:みんなそれぞれふてぶてしいよ
トリンドル:(笑)気づいてない自分がふてぶてしいのかもしれません。
篠田:年甲斐もなく、制服を着てきた自分がふてぶてしいです。作中ではウェディングドレスの方が多いので!
真野:真顔がふてぶてしいのかもしれません。普通にしていてもにらんでるとかよく言われます。
R+15
日本映画
日本公開=2015年7月11日
配給=松竹、アスミック・エース
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